伊東昭義美術館　オープン一周年記念「龍宮の海」展開催　 ～驚嘆の海中体験！心洗われる色彩の世界～

公開日: 2015年4月23日 | 最終更新日 2022年10月17日

東京都目黒区にある伊東昭義美術館は、オープン一周年を記念して、「龍宮の海」展を2015年11月まで開催している。

「龍宮の海」展では、ウミガメが来館者を目にも鮮やかな「龍宮の海」へと案内する。さまざまな色や形の魚たちが神秘的な中にもひょうきんな仕草で、見る人の目を楽しませ、やがて、七色の癒しの光を浴びながらウミガメが帰途に着くという、そんな夢のあるストーリー展開となっている。

■オープン一周年記念！悠久の世界へ誘う「龍宮の海」展
「海には地上にある総ての色彩が揃っていた…。」
海中に存在する色彩の豊かさがほとんど知られていなかった頃、はじめて南国の海に潜った際に伊東昭義氏は鮮烈な印象を受けた。虹色にきらめく光景に加えて、金銀、蛍光色までもが存在する海中には、色とりどりのサンゴやコーラルフィッシュが舞い踊り、まるで“時が経つのを忘れてしまった浦島太郎”のような感慨を氏は持ったという。

そんな世界を、一人でも多くの人に見てもらうため、その美しい景色を地上に持ち帰ろうと、それまでに培ってきた造形力を生かして制作した海中の美の本質に迫る作品の数々が「龍宮の海」で展示される。

■海中に広がる命の美しさを鮮やかに表現する“海中の色彩の発見者”
伊東昭義氏は、海中に広がる命の美しさを鮮やかに表現することから、「海中の色彩の発見者」と評されている。その鮮やかさは、多くの人々にインパクトを与えながらもヒーリング効果に満ちており、リピーターも少なくない。来館者からは「海にこのようにたくさんの色彩があふれていることに感動しました」「まるで海の中にいるようで癒されました」「作品に添えられている言葉にも心が洗われました」といった数々の感想が寄せられている。

■国内外に伊東昭義氏の表す“海の世界”をお届け
同館は、沖縄をはじめ、東北の被災地巡回展など、国内各地で展覧会を開催してきた。また2005年の米・ワシントンのスミソニアン博物館での展示にはじまり、2012年には仏・パリのポルトドレ熱帯水族館、伊・フィレンツェのアリナリ国立写真美術館で展覧会を行うなど、海外でも高い評価を受けている。

2015年6月にはパリのユネスコ本部にて行われる政府間内海洋部門のイベント「World Oceans Day」のアート部門で、『奇跡の海』というタイトルの作品展示をする予定。

また同館では、欧米で多く行われているミュージアム・エデュケーションを取り入れており、土・日・祝日の午後は、子供のみならず、入館者は誰でも無料でワークショップに参加することが可能。月毎に、楽器の演奏、歌、踊りなどのコンサートの他に、落語やアートのお話会やセミナーなども企画している。

■美術館概要
館名　　　： 伊東昭義美術館
所在地　　： 〒153-0063　東京都目黒区目黒3-11-3
営業開始日： 2013年11月4日
開館時間　： 10:00～17:00
休館日　　： 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は火曜日)
URL　　　 ： http://ito-art.com
アクセス　： ＜電車を利用の場合＞
　　　　　　 目黒駅(JR山手線、都営地下鉄三田線、東京メトロ南北線、
　　　　　　 東急目黒線)より徒歩10分
　　　　　　 ＜車を利用の場合＞
　　　　　　 山手通り・目黒通り交差点「大鳥神社」斜め前
入場料　　： 大人　800円／大・高校生　600円／
　　　　　　 中・小学生・65歳以上　400円
　　　　　　 ※5歳以下は無料
　　　　　　 ※15名以上の団体は200円引
　　　　　　 ※障害者手帳をお持ちの方は、本人と付き添いの1名まで半額
URL： http://ito-art.com

＜館長　伊東昭義氏　略歴＞
～「生命や美の本質」を探求する永遠の旅人～
　日本大学芸術学部美術学科(彫刻専攻)卒。美術家(彫刻家)・教育家・文筆家。沖縄の観光大使である「美ら島大使」として活躍。近年は人間や自然、生命観など、美の本質などを海中に求めて思想や表現を集約しており、日本国内での個展の他、欧米の国立美術館での個展を開催し、高い評価を受けている。氏は、独自の理論に基づいて、「幼児体育研究所」という教育機関を運営しており、「幼児期に美に感動し、身体的な活動をすることによって、大脳の資質が刺激されてより発達する」ということを長年実証している。

■一般の問い合わせ先
伊東昭義美術館
TEL：03-6451-2123
※受付は営業日・時間に準じます