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藤崎神社

藤崎神社

五藤氏の氏社

安芸城内にある藤崎神社は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将で土佐山内氏の家臣・五藤為浄とその一族を祀った神社。五藤為浄は1553年(天文22年)尾張国葉栗郡黒田(現・愛知県一宮市黒田)に生まれ、父の代からの主君である山内氏に仕えた。

1570年(元亀元年)、織田信長の越前朝倉氏攻めの際、主君・山内一豊が敵を打ち取りながらも矢で射られてしまう。矢は一豊の左目尻から右の奥歯にかけて突き刺さっていた。付き従っていた為浄は矢を抜こうとするも簡単には抜けず、ついには草鞋を履いたまま主君の顔を踏みつけて矢を引き抜いたという。

為浄はその後も一豊に従い各地を転戦、1583年(天正11年)の「賤ヶ岳の戦い」の前哨戦である伊勢亀山城攻撃の際には、一豊の城内一番乗りを助ける働きをするが討死した。享年31であったと伝わっている。

1601年(慶長6年)、土佐藩主となった一豊は為浄の数々の武勲を称え、また、同じく目覚しい働きをした為浄の弟・五藤為重を重用し、安芸を与えた。武勲のきっかけとなった一豊に刺さった矢じりは五藤家の家宝となり、為浄の履いていたわらじはこの藤崎神社のご神体になったとも伝えられている。五藤氏は幕末まで代々山内氏の家老を勤めている。

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