明星院　弘法大師・空海ゆかりの寺　福江島

公開日: 2008年6月22日 | 最終更新日 2024年1月26日

虚空蔵菩薩

遣唐使の寄港地であった「福江島」には数々の逸話が残っていますが、その中に弘法大師「空海」の話があります。唐で密教を修めた「空海」がこの地に立ち寄り、自分が修めた密教が民や国家の為に役立つかどうかを祈願したというものです。

翌朝、東の空に輝く明けの明星の不思議な輝き（中国では吉兆とされる）を見て、この庵を明星庵と名づけたのだといいます。806年のことです。

その真偽はともかく、この「明星院」には鎌倉時代や室町時代の仏像や仏具も数多く、その由緒を伺い知ることが出来ます。五島氏が藩を治めるようになってからは、一族の菩提寺でもありました。格子天井には狩野派の画家・大坪玄能によって121枚の花鳥風月画が描かれ、今も描かれた当時のその極彩色の面影を見ることが出来ます。

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明星院　まとめ

五島列島・福江島にある明星院は、長い歴史と由緒ある寺院です。境内の雰囲気は穏やかながら、随所に歴史を感じさせる石像などが見られ、往時の面影を感じさせます。福江島では観光スポットの一つとなっていますが、タイミングによっては人もあまりおらず、静謐な情緒を堪能できるでしょう。6月にはアジサイがとても綺麗です。

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