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新倉富士浅間神社

新倉富士浅間神社

富士の眺め日本一

地元の人々からは「忠霊塔」と呼ばれ親しまれているのが、山梨県富士吉田市の下吉田駅から程近い場所にある新倉富士浅間神社(あらくらふじせんげんじんじゃ)だ。創建は705年(慶雲3年)、甲斐国八代郡荒倉郷の氏神として祀られたのがその始まりという。戦国期には武田信虎(武田信玄の父)が領国を接していた北条氏との戦の際、神社の境内地である新倉山に陣取り、この新倉富士浅間神社で必勝祈願、首尾よく戦に勝利したことにより刀を奉納したと伝わっている。

北口本宮冨士浅間神社が、富士山信仰と深く結びついた、外部の人々(地元以外の人々)からの崇敬も受けた大きな神社(勿論地元の人々の崇敬も受けている)であるのに対し、この新倉富士浅間神社は、近くにある小室浅間神社と共に特に付近の住民達の崇敬を受けてきた比較的こじんまりとした神社だ。それゆえに普段は、大きな神社の様に駐車場へ入るための渋滞が起きたり、境内が混雑するようなことも殆どなく、おだやかで親しみのある雰囲気に満ちている。

「忠霊塔」も本来は神社本殿からさらに登った場所にある五重塔のことなのだが、塔を含めた境内全体を地元の人々は親しみと「誇り」を込めて「忠霊塔」と呼ぶのだ。

「誇り」とは、そう。この場所は多くの人々をして、「富士の眺め日本一」と言わしめる「富士山の絶景ポイント」なのである。勿論、「美」や「素晴らしさ」は多分に主観的なことなので、百人百様、人それぞれの日本一の「富士の眺め」があるだろう。この「忠霊塔」以外にも素晴らしい富士山を眺めることの出来るポイントは数多くある。しかし、例えば雪の降り積もった冬の晴天の朝、または桜満開の春の早朝、台風一過の抜けるような青空の夏の午後、燃えるような秋晴れの日の夕暮れにここを訪れたのなら、少なからずこの場所が「日本一の富士の眺め」と多くの人に呼ばれるその理由がわかるだろう。特に桜舞い散る春には、五重塔と桜と富士山という奇跡の様な取り合わせを見ることが出来る。海外のサイトでも、その風景のあまりの美しさに「これは合成?」という意見が出るほどの絶景ポイントなのである。

新倉富士浅間神社
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