海地獄に桜咲く

海地獄 桜

今や国内のみならず海外からもたくさんの観光客・湯治客が訪れる大分県別府温泉。もくもくと湯気が立ち上る温泉街の散策や、様々な泉質の温泉、美味なる海の幸を楽しめるのは勿論、別府といえばやはり外せないのが、昭和時代から観光の目玉として有名な「別府地獄めぐり」。別府温泉のエリア内にある自然湧出の源泉「地獄」を観光名所化したもので、温泉の中に含まれる物質によって多彩な色を見せる源泉と周囲の景観がそれぞれ「山地獄」「龍巻地獄」「鬼山地獄」などと名付けられ、間近でその大迫力を楽しめるようになっている。

そんな「別府の地獄」の一つ「海地獄」は、今から約1300年ほど前に噴火した鶴見岳の爆発によって生まれたといわれる源泉で、硫酸鉄を含むため、一見、南の海かカナダの湖のようにも見える涼しげで美しい青白色をしているが、実際は温度が98度あり、「涼しい」とはかけ離れたまさに「地獄」にふさわしい源泉だ。

その「海地獄」にも春はやってくる。桜の時期になると満開の桜が訪れる人を出迎え、「純粋」に美しい「桜の花」と、「涼しげで美しくも高温」の「海地獄」という、不思議な「美」の組み合わせを楽しむことができるのだ。

撮影場所

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