錦帯橋から見上げるようにして聳える岩国城山の上に建つのが岩国城だ。1601年(慶長6年)、毛利氏の家臣・吉川広家によって築城される。築城には8年の歳月が費やされ、本丸には4重6階の唐造りの天守があった。現在のものは、1962年(昭和37年)3月21日、「天守構造図」という絵図を元に、鉄筋コンクリート構造によって建てられた復興天守。山麓からは岩国城ロープウェイで結ばれている。
山口の郷土料理 / 山口のグルメ
岩国の名物として知られる岩国寿司はかつて岩国城内でも食べられていたという由緒ある寿司だ。広島や島根などでも作られる「角寿司」と呼ばれる押し寿司の一種。ただ大きく違うのはその製法だ。大きな型枠に酢飯と穴子、椎茸、錦糸卵、でんぶ、大葉といった具材を何層にも渡って詰め、それを押し固めて切る。色とりどりで目にも鮮やか、ボリューム満点な寿司だ。お城で食べられていたので、「殿様寿司」とも。
幕末から明治にかけて活躍した多くの志士を排出した萩は、かつて長州藩の本拠地であったところだ。萩城跡を中心に、日本の道100選に選定された菊屋横町、伊勢屋横町、江戸屋横町など、城下町ならではの風情ある町並みが今も残る。高杉晋作や木戸孝允の生家、松下村塾や明倫館など、日本の近代史を語る上では外せない人物ゆかりの場所が数多く点在する。
秋吉台は3億5000年前にサンゴ礁が隆起して出来上がったといわれる日本一の広さを持つカルスト台地だ。見渡す限り広がる緑の草原の所々に点在する石灰岩の岩塊が印象的。かつて海であったことを知らせるサンゴやウミユリなどの化石もこの石灰岩の中に見つかっている。春から秋にかけて咲く様々な花々、そして冬には雪が積もることもあり、四季折々の表情を楽しむことができる。アクセスは、JR新山口駅からバスで43分の秋芳洞バス停から徒歩で30分、または小郡萩道路・秋吉台ICから車で7分。