秋吉台
公開日: 2010年7月28日 | 最終更新日 2023年6月27日
山口県中部の美祢市、中~東部にある秋吉台は、総面積130平方キロメートル、東西17キロメートル、南北8キロメートルの範囲に渡って広がる日本最大のカルスト台地です。カルスト台地とは、水に溶けやすい石灰岩などの岩石でできた台地が、雨や地下水、地表を流れる水などにより長い年月かかって浸食(溶食)され、できあがった地形のことで、「ドリーネ」と呼ばれるすり鉢状の凹地や「ウバーレ」と呼ばれる盆地などが数多く点在、でこぼことした起伏に富んだ独特の地形が一面に広がる様は息をのむ光景です。
秋吉台の石灰質の土壌は、約3億年前にこの地がサンゴ礁であったことを示すもので、その当時のサンゴや紡錘虫(フズリナ)、ウミユリ、コケムシ、腕足類、石灰藻、古生代型アンモナイト、三葉虫などの化石が沢山埋もれています。一帯には、約400もの鍾乳洞があり、その中で最大のものが日本でも屈指の鍾乳洞として知られる秋芳洞。
春から夏には青々とした草原を、秋には黄金色のすすきを、冬には冬枯れの荒涼としながらも独特の美しさを放つ秋吉台を楽しむことができます。
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秋吉台(あきよしだい) DATA
- 場所: 山口県美祢市秋芳町秋吉台山
- 交通(公共交通機関で): 新山口駅より防長交通バスで約40分、秋芳洞バス停から徒歩で30分。
- 交通(車で): 小郡萩道路 秋吉台ICから車で7分。中国自動車道美祢ICより車で約20分。または小郡ICより車で約30分
- 駐車場: あり。長者が森付近
- 期間: 通年
- 問い合わせ: 秋吉台観光交流センター TEL:0837-62-0305 FAX:0837-62-1422
秋吉台