残照の辺戸岬
公開日: 2015年8月11日 | 最終更新日 2020年3月10日
水平線に南国の夏の空特有の雲がいくつも湧き上がる中、雲の向こうに沈んでいった太陽が放つ残光が柔らかく空を照らし出す。
沖縄本島最北端の「辺戸岬(へどみさき)」は、太平洋に突き出すサンゴ質の絶壁で、晴れた日には与論島や沖永良部島も望むことができる絶景ポイントとして知られる所。小さいようで意外に大きな沖縄本島、那覇空港から辺戸岬まで距離にして120キロメートル以上、車で2時間以上かかる。今帰仁(なきじん)や名護あたりまで訪れる観光客は多いが、名護以北は沖縄のヤンバルの大自然(それこそ沖縄の魅力の一つなのだが)が広がるほかは、これといったメジャーな観光スポットもあまりないので、最北端まで足を延ばさない人も少なくないが、時間があったら是非とも足を運んでみてほしい所だ。
南部の都市部とはまた違った、のんびりゆったりとした風景。小さな集落がところどころに点在する中、車を走らせるとまた違った沖縄の魅力に出会えることだろう。スケジュールに余裕があるならば、例えば「奥ヤンバルの里」にある沖縄の昔ながらの民家風の宿泊施設に泊まるのもおすすめだ。もしかしたら、天然記念物のヤンバルクイナに出会えるかも?!