知念城跡
公開日: 2007年5月19日 | 最終更新日 2023年6月3日
沖縄本島の南東、斎場御嶽にほど近い場所にある知念城跡は、かつて知念一帯を治めていた知念按司の居城であった城です。正確な築城年はわかっていませんが、城は東側にある古城(コーグスク)と呼ばれる自然石を用いた野面積みの郭と、西側の二つの門と石垣に囲まれた新城(ミーグスク)と呼ばれる切石積みの、それぞれ築城年代の異なる郭で構成されています。
東側の古城はおよそ12世紀末~13世紀頃、天孫氏時代に築城されたといわれ、西側の新城は15世紀後半頃、尚真王代の時代に内間大親(うちまうふや)により築城されたといわれているもの。
城内には、1761年から1903年まで、「知念番所」が置かれていました。また、城跡内には、火の神が祀られている祠や友利御嶽(とむいのたけ)と呼ばれる御嶽、拝所があり、琉球王朝時代から現在に至るまで「東御廻(アガリウマーイ)」の巡礼地として、地元の人はもとより県内から参拝客が多く訪れる場所としても知られています。
Japan web magazine’s recommend
知念城跡(ちねんじょうあと) DATA
- 場所: 沖縄県南城市知念字知念
- 交通(公共交通機関で): 38番志喜屋線 久美山バス停から 徒歩で約 20分
- 交通(車で): 沖縄自動車道南風原南ICから車で約40分。
- 駐車場: あり
- 期間: 通年
- 時間: 見学自由
- 休み: 見学自由
- 料金: 見学自由
- 問い合わせ: TEL 098-859-6123(代) FAX 098-859-6221/098-859-6222