宇和島城
公開日: 2010年9月17日 | 最終更新日 2019年6月5日
江戸時代を通して宇和島藩の中心であった宇和島城は、藤堂高虎により1596年(慶長元年)から約6年かけて築かれた城。標高約80メートルの丘に自然の地形を巧みに利用して築かれており、「空角の経始(あきかくのなわ)」と呼ばれる五角形平面の縄張りなど、築城の名手といわれた高虎ならではの工夫が随所にみられる。この「空角の経始」とは、実際には五角形の縄張りを、四角形平面の城と錯覚させる手法で、攻に難く、守に利がある造りという。
1615年(元和元年)、大坂の役の功により10万石を与えられた伊達秀宗が入城し、以後9代に渡り伊達家の居城となった。天守は全国に12か所残る現存天守のうちの一つで、国の重要文化財に指定されているほか、国の史跡、および日本100名城の一つに選定されている。
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宇和島城(うわじまじょう) DATA
- 場所: 愛媛県宇和島市丸之内1
- 交通(公共交通機関で): JR予讃線宇和島駅から徒歩約15分で登り口。登り口から天守まで、徒歩約20分。
- 駐車場: あり。
- 期間: 通年
- 時間: 9:00~17:00(閉門) 10月~3月 9:00~16:00(閉門)
- 休み: 無休
- 料金: 天守観覧料 大人200円、小人100円
- 問い合わせ: 0895-22-2832
- HP: 宇和島城