新緑の永平寺
公開日: 2015年5月19日 | 最終更新日 2023年5月27日
福井県の北部、吉田郡の山あいにある曹洞宗の大本山「永平寺」は、冬になると真っ白な雪に覆われてしまうことで知られます。(→冬の永平寺)周辺地域は豪雪地帯で、冬の積雪量は時に1メートルを超えることもあり、境内は降り積もった雪と、仏殿や法堂などの建物から雪下ろしされた雪とが積み重なって、一面「白銀」の世界となるのです。
その静謐な美しさに惹かれ、寒さや雪をものともせず、真冬にも多くの人が訪れます。
そんな永平寺も、5月の中旬ともなれば境内は目にも鮮やかな緑に包まれます。大変厳しいことで知られる永平寺の修行を乗り越えて、雲水たちが立派な僧になっていくがごとく、厳しい冬を乗り越えて木々たちは生き生きとした美しさを見せてくれるのです。