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みちのくの小京都・角館に「しだれ桜」の絶景を見に行こう!

みちのくの小京都「角館」は、武家屋敷の町並みが今も残る所。往時の雰囲気をそこかしこに漂わせる美しい町です。そんな角館の見事なしだれ桜の風景をご紹介します。

美しい「しだれ桜」と武家屋敷の町並み

角館のしだれ桜の風景角館のしだれ桜の風景

秋田県仙北市角館町。三方を小高い山に囲まれたこの町は、中心部に6軒の堂々たる武家屋敷が今も残る城下町。

大都会の喧騒とは無縁の静かな所で、そこかしこに歴史の香り漂う美しい町です。

しっとりと落ち着いた佇まいの建物と整然とした町並みが、かつての雰囲気を今に伝えています。

その趣のある町並みは「みちのくの小京都」と呼ばれて親しまれ、一年を通してそれぞれの季節の美しさを垣間見せますが、特に4月中旬から5月初旬にかけては、各所に植えられた「桜」が町全体を淡い「桜色」に染め上げ、その美しい風景を見に多くの人々が足を運びます。

というわけで、角館の武家屋敷としだれ桜の美しい風景を見に、角館まで行ってみましょう。

角館へのアクセス

角館へのアクセスは、公共交通機関ならばJR秋田新幹線の角館駅からになります。徒歩で20分ほどで中心部に着きます。車ならば秋田道の大曲ICを下り、国道105号経由で約40分ほどです。広い駐車場が何か所かありますので、そちらに駐車してください。(冬場は無料で止められる駐車場も春の桜のシーズンには有料となっていますので、事前に観光協会のHP等でチェックすることをおススメします。)

角館の町はそれほど大きくはなく、主な見所はメインストリートに集中していますので、迷うことはあまりないと思います。桜の時期であれば、ぱっと見た瞬間に、黒塗りの壁と淡い桜色の枝垂れ桜のコントラストの美しい光景が目に飛び込んでくることでしょう。

一般的に、観光地に足を運ぶ際には「雨が降っているよりも、晴れていたほうが望ましい」と思う方が多いと思いますが、こと角館のしだれ桜の風景に限って言えば、それは当てはまらないかもしれません。

角館のしだれ桜の風景角館のしだれ桜の風景

雨に濡れて一際鮮やかに見えるしだれ桜の花の色と、黒壁の色合いがなんともいえぬ美しさを醸し出し、光の具合さえよければ、思わず息を飲むような瞬間を味わえるのです。

角館のしだれ桜の風景角館のしだれ桜の風景

武家屋敷通りのしだれ桜が風になびく様は、とても美しいもの。ソメイヨシノとはまた違った色気のある美しさです。

角館のしだれ桜の風景角館のしだれ桜の風景

武家屋敷のしだれ桜は、今からおよそ350年ほど前に京都から角館にお嫁にやってきた姫の嫁入り道具の中に入っていた三本の苗木が元だと伝えられるもの。

それがただの伝説ではない証拠に、武家屋敷通りにあるほとんどのしだれ桜が、京都祇園のもの同種なのだそうです。藩政時代に京都からやってきた桜がいつしかその数を増やし、町全体に咲き乱れるようになったというわけ。ちょっとロマンチックですね。

角館のしだれ桜の風景角館のしだれ桜の風景

ちなみに、角館の町内にある桜、約400本のうち、国の天然記念物に指定されている桜は、実に162本を数えるというから驚きです。

角館の桜の風景のまとめ

というわけで、角館の美しい町並みとしだれ桜の風景をご紹介しました。いかがでしたか。

田沢湖や抱返り渓谷など、角館周辺にはほかにも見所があり、さらにはちょっと足を延ばせば乳頭温泉郷をはじめとする、身も心もあたたまる素晴らしい温泉も点在しています。花も建物も景色も自然も美しく、人も良く、もちろん食べ物も美味しい秋田に是非遊びに行ってみて下さいね。

角館のしだれ桜の風景角館のしだれ桜の風景

Japan Web Magazine 編集部

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