行田の夕日
関東七名城の一つ「忍城」は地元の豪族・成田氏が築城した城。1590年(天正18年)、豊臣秀吉が関東平定を行った際、成田長親を城代として家臣と農民ら3,000の兵が忍城に籠城し、秀吉配下の石田光成の軍勢に包囲され水攻めされるものの持ちこたえ「忍の浮き城」ともよばれた。「のぼうの城」で小説や映画となったのでご存知の方も多いだろう。
その忍城のある行田市は、埼玉県の県名の由来になったといわれる、全国でも有数の規模を誇る「埼玉古墳群」ほか、延喜式内社の前玉神社や、万葉集にも詠まれている小埼沼、別名「関東の石舞台」ともいわれる八幡山古墳など、多くの史跡が点在する町。また、公共施設建設工事の際に、偶然出土した種子が自然に発芽して甦り、池のほとりで花を咲かせた古代蓮(行田蓮)ほか、42種類の花蓮を見ることができる古代蓮の里や、蔵の残る町並みなど、見どころ沢山。
B級グルメとして、知名度を上げている「行田ゼリーフライ」や、クレープのような「フライ」などもチェックしたい。
散策・観光には、行田駅前の観光案内所ほか、郷土博物館、はにわの館、古代蓮の里売店、NPO法人さくらメイト事務所、観光情報館 ぶらっと♪ぎょうだで貸出と返却ができる無料の自転車が便利だ。