時代祭 甦る京都一千年の文化
公開日: 2014年9月22日 | 最終更新日 2022年10月17日
葵祭、祇園祭とともに「京都三大祭」の一つに数えられる時代祭は、平安神宮の創建と平安遷都1100年祭を祝う行事として、1895年(明治28年)に始まった祭。明治維新によって衰退した京都の町おこし事業の集大成として「平安神宮」が創建され、それを記念して平安京遷都の日である10月22日に時代祭が行われるようになった。「一目で京の都の歴史と文化が理解できるものを」という人々の熱意のもとに始まった祭り、それが時代祭であり、そこには「都人」京都の人々の誇りと心意気が織り込まれている。
写真提供:京都市観光協会
時代祭の特徴はなんといっても絢爛豪華な時代風俗の行列が行われること。神幸祭のお供と位置づけられる祭列だが、綿密な時代考証が重ねられた1万2000点にもおよぶ調度品、衣裳、祭具は、京都が長年「都」として培ってきた伝統工芸技術の粋を集めて復元されたもので、非常に見ごたえがあるもの。行列は8つの時代、20の列でそれぞれに時代を再現した衣装や道具を身につけた人々で行われ、明治維新から、江戸時代、安土桃山時代、室町時代、吉野時代、鎌倉時代、藤原時代、延暦時代と、時を遡って続く。行列の参加人数はおよそ2000人、その長さは全長2kmにも及び、全行程約3時間となる。
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時代祭(じだいまつり) DATA
- 開催日: 10月22日
- 場所: 平安神宮 京都府京都市左京区岡崎西天王町
- ルート: 京都御所建礼門前出発(12:00)~烏丸通御池通~河原町通~三条通~平安神宮
- 交通(公共交通機関で): JR京都駅・阪急河原町駅から市バス5系統「京都会館・美術館前」下車。地下鉄東西線東山駅より徒歩15分。京阪三条駅・神宮丸太町駅より徒歩15分。
- 交通(車で): 京都東インターより三条通を西へ約20分。
- 駐車場: あり(市営岡崎公園地下駐車場(500台・普通車1時間500円 大型バス2500円)
- スケジュール:
10月15日13:30 時代祭宣状祭
10月21日10:00 時代祭前日祭
10月22日7:00 時代祭 / 8:00 神幸祭 / 10:30 行在所祭 / 12:00 行列進発 / 16:00 大極殿祭並還幸祭
10月23日10:00 時代祭後日祭 ◎雨天の場合は神幸祭以下順延。 - 料金: 見学無料 ※有料観覧席あり 一席2000円 お問合せは京都市観光協会 075-752-0227 へ
- 問い合わせ: TEL 075-761-0221 FAX 075-761-0225
- HP: 平安神宮