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勝山城

勝山城

里見水軍の海城

勝山城は千葉県安房郡鋸南町にある天然の良港「勝山港」を見下ろす八幡山に存在した城で、中世の典型的な海城であったと伝えられる城だ。源頼朝が石橋山の戦いで破れ、この地に逃げ延びてきた際、頼朝側についた地頭安西氏が出城として築いたのがその始まりと言われる。その後、対岸相模の北条氏と度々戦火を交えた里見氏が一体を支配すると、この地は500艘とも言われる里見水軍の本拠地となった。江戸初期に里見氏が滅亡した後は、内藤氏、佐倉氏の居城となり、1668年(寛文8年)、若狭小浜藩より分封されこの地にやって来た酒井忠国が入城して以後、明治までの約200年間、酒井氏の居城となった。現在、八幡山北側にある大黒山に模擬天守風の展望台(勝山城展望塔)が立つ。八幡山周辺には堀切、曲輪跡などの遺構が残る。

勝山城

大黒山から見下ろす勝山港と勝山城跡のある八幡山。

勝山城

八幡山の北側にある大黒山に天守を模した展望台がある。

   

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