勝山城
公開日: 2011年8月25日 | 最終更新日 2015年6月17日
里見水軍の海城
勝山城は千葉県安房郡鋸南町にある天然の良港「勝山港」を見下ろす八幡山に存在した城で、中世の典型的な海城であったと伝えられる城だ。源頼朝が石橋山の戦いで破れ、この地に逃げ延びてきた際、頼朝側についた地頭安西氏が出城として築いたのがその始まりと言われる。その後、対岸相模の北条氏と度々戦火を交えた里見氏が一体を支配すると、この地は500艘とも言われる里見水軍の本拠地となった。江戸初期に里見氏が滅亡した後は、内藤氏、佐倉氏の居城となり、1668年(寛文8年)、若狭小浜藩より分封されこの地にやって来た酒井忠国が入城して以後、明治までの約200年間、酒井氏の居城となった。現在、八幡山北側にある大黒山に模擬天守風の展望台(勝山城展望塔)が立つ。八幡山周辺には堀切、曲輪跡などの遺構が残る。
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勝山城跡(かつやまじょうあと) DATA
- 場所: 千葉県安房郡鋸南町勝山
- 交通(公共交通機関で): JR内房線「勝山」駅徒歩10分。
- 交通(車で): 館山自動車道「鋸南富山」ICより車10分。
- 期間: 通年
- 時間: 自由
- 休み: 自由
- 料金: 自由
- 問い合わせ: 0470-55-2111(鋸南町)
勝山城
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