大山寺
公開日: 2010年10月1日 | 最終更新日 2015年7月12日
中国地方の名峰・大山の山中にたたずむ寺院・大山寺は、天台宗別格本山の寺院。創建は奈良時代といわれ、718年(養老2年)に出雲の俊方により開山されたと伝えられているお寺だ。
平安時代末期~室町時代にかけては、天台宗の拠点となり、山岳仏教の修験場として一大勢力を誇っていた。最盛期には諸堂100以上、僧侶は3000人を数えたという。
戦国時代には、尼子氏、毛利氏、吉川氏などの戦国武将からも崇敬を受け、堂宇の造営、仏像等の寄進も盛んに行われたとの記録が残る。
明治時代に入り、神仏分離、廃仏毀釈などの運動により、一時は衰退するが、1903年(明治36年)に寺号が復活、その後幾度かの火災に見舞われながらも再建を果たし、今も、地元の人々および中国地方の人々の崇敬を受けている。
境内には、1552年建立の寄棟造・柿葺きの阿弥陀堂のほか、本堂、霊宝閣などが残っている。ご本尊は地蔵菩薩。中国三十三観音第二十九番。
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大山寺 DATA
- 場所: 鳥取県西伯郡大山町大山9
- 交通(公共交通機関で): JR山陰本線米子駅から日本交通観光道路経由大山寺行きバスで約50分、終点下車。そこから徒歩で約15分。(一日5往復。)または大山口駅から日交バスで30分、終点下車。(1日下り4便、上り3便)。
- 交通(車で): 米子道米子ICより県道24号線(大山観光道路)経由、博労座駐車場まで約15分。大山寺参道を徒歩約15分。
- 期間: 通年
- 時間: 境内参拝自由。(阿弥陀堂内は9:30~15:30、要予約)
- 休み: 境内参拝自由
- 料金: 境内参拝自由(阿弥陀堂内予約拝観(1組)3000円。一般公開拝観(1名)200円)
- 問い合わせ: 0859-52-2158(大山寺)
- HP: 大山寺