夏の秋田の夜を彩る「秋田竿燈まつり」 8月3日~6日まで
公開日: 2023年8月5日 | 最終更新日 2023年8月8日
夏の秋田の夜を彩る竿燈まつり
秋田の竿灯まつりは、毎年8月3日~6日に秋田県秋田市で行われる夏の祭り。
見上げるほどの高さに連なった夥しい数の提灯。表面に字や模様が描かれ、火が灯されたそれらの提灯が、次第に暗くなる空をバックに美しく揺れる。その高さはビルの3~4階ほどもあるでしょうか。
素人目に見ても、重くていかにもバランスの悪そうなその提灯の連なった竹竿を匠に操る人々。その淡く、目にも優しい明るさと、ゆらゆらとうごめくその感覚は、危うさと雅が巧みに交じり合ったような不思議なもの。その様子は、今まで日本各地で数多の祭りを見てきた経験をもってしても、初めて見るような独特の美に溢れる素敵な光景です。
提灯が沢山附けられた竿灯(竿燈)は、全体が稲の穂(稲穂)、各提灯は米俵に見立てられるといいます。この竿灯を腰や肩など身体の様々な部分に巧みに載せバランスを取ることで、その技と美しさを競い、また厄除けや五穀豊穣などを願うのです。
国の重要無形民俗文化財にも指定されていて、青森ねぶたや仙台七夕と共に東北三大祭りに選ばれている、秋田の竿灯まつり。美しく艶やかなこの祭りは、秋田の夏の夜には欠かすことができません。夏の秋田の文化と伝統と美を表す、まさに「秋田の夏の風物詩」なのです。
秋田竿灯まつりの詳細ページ
開催場所やアクセスなどはこちらからどうぞ。