旧新潟税関庁舎

旧新潟税関庁舎

新潟港開港当時の姿を今に伝える建物

1858年(安政5年)にアメリカ・イギリス・フランス・オランダ・ロシアとの間でそれぞれ結ばれた修好通商条約(安政五か国条約)によって新潟は、長崎、横浜、神戸、函館と共に開港五港の1つに指定された。実際の開港は水深不足や幕末の混乱等により明治初頭にずれこむが、その新潟港の関税業務を執り行うための「新潟運上所」として完成したのが、国の重要文化財にも指定されている「旧新潟税関庁舎」だ。ヨシが生い茂る川岸の土地に盛土をし、地元の大工が江戸や横浜の洋風建築を参考に見よう見まねで造った洋風建築の建物で、文明開化時の雰囲気を伝える「擬洋風建築」と呼ばれるもの。鐘楼やアーチ型をした玄関部分など、一見すると洋風建築の建物だが、基本的な構造や外壁部など、至るところに和風建築の技術が用いられているのが特徴だ。

「新潟運上所」は、1873年(明治6年)に「新潟税関」と改称、対岸に建設された新庁舎へ業務移転する1966年(昭和41年)まで実際の税関業務に使用されていた。1969年(昭和44年)に「旧新潟税関庁舎」として国の重要文化財に、遺構を含む敷地が「旧新潟税関」として国の史跡にそれぞれ指定される。
開港五港の中で唯一現存する税関(運上所)の遺構であり、新潟港開港当時の姿を今に伝える建物だ。

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旧新潟税関庁舎
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旧新潟税関庁舎の内部

旧新潟税関庁舎
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旧新潟税関庁舎
旧新潟税関庁舎

石庫

防火のために外壁に石が張られているため「石庫(いしぐら)」と呼ばれる倉庫。輸出入の貨物を一時的に保管する保税倉庫と呼ばれる建物で、1982年(昭和57年)の復元工事で運上所開所当時の位置に再建された。

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旧新潟税関庁舎

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