平城宮跡

平城宮跡

平城宮(へいぜいきゅう・へいじょうきゅう)は、現在の奈良県奈良市(および大和郡山市)にあった古都・平城京(奈良の都)の大内裏。
大内裏とは宮城のことで、皇居(=内裏)と諸官庁があった場所だ。

平城京は、今から約1300年前に当時の世界最大の都市であった唐の長安(現在の西安)に倣って作られた都で、784年(延暦3年)に長岡京に都が移されるまで、
政治経済の中心として栄え、最盛期には約10万人の人々が住んでいたという。

平城京は、中心に朱雀大路が南北に通った長方形をしており、朱雀大路を挟んで左京と右京、さらに左京の東に外京があり、東大寺もそこにあった。
そして、都の南端にあった羅城門から、朱雀大路をまっすぐ北に進む場所に平城宮は位置していた。

「天子南面す」といわれ、皇宮より都を見渡す最も重要な場所である宮の南側には、
中国の神話に出てくる天の四方の方角を司る霊獣の一つで南方を守る「朱雀」に因み「朱雀門(すざくもん)」と呼ばれる門が設置された。
その朱雀門の北側に、朝廷の正殿であり、即位の大礼や外国からの使節をもてなす等国家的儀式などが執り行われた大極殿があった。

京内には、四大寺と呼ばれた元興寺、大安寺、薬師寺、興福寺があり、これに東大寺と西大寺、そして法隆寺をあわせたものを南都七大寺と呼んだ。
このほか、法華寺、唐招提寺、海龍王寺、菅原寺(喜光寺)、新薬師寺、紀寺、西隆寺など、現在は廃寺になったものも含め、数多くの寺院があったという。

平城京の主だった建物はその後の歴史の中で失われたが、現在大極殿、朱雀門などが復元され、往時の雰囲気を今に伝えている。

1922年(大正11年)10月12日に国の史跡に指定され、1952年には「平城宮跡」として国の特別史跡に、
2009年(平成21年)7月23日に平城宮東院庭園が国の特別名勝に指定されている。
また、東大寺などと共に「古都奈良の文化財」として、1998年(平成10年)12月に世界遺産に登録されている。




   


 

平城宮跡資料館

平城宮跡のことを分かりやすく解説する施設として、2010年にリニューアルオープン。発掘調査で出土した木簡や瓦など各種の遺物を展示している。

 

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平城宮跡

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