信州そば
公開日: 2012年11月1日 | 最終更新日 2015年6月23日
信州名物
信州と聞けば、そばと答える人もいるほどによく知られた信州・長野のそば。全体的に標高が高く、寒冷地で火山灰土の多い長野は、米作りに適さない土地が多く、代わりにそば栽培が盛んに行われ、そば食の文化が発展してきた。お水に、そば粉、そして打つ人の心。さらに出汁の味わい。地域やお店によって、それぞれに特色があり、讃岐うどんファンが讃岐にあるお店を何店も巡るように、そば好き、信州そばファンは、信州各地の様々な場所、様々なお店を巡り、自分のお気に入りのそばを探し出す。
それまで、「蕎麦掻き(そばがき・蕎麦粉を湯でこねて作るかたまり状のもの)」や「おやき」のような形で食べられていたそばが、細切りの麺スタイル(蕎麦切り)になったのが信州の地といわれる。現在、日本各地にある著名なご当地そば、例えば出雲そばや出石そば、越前そば、深大寺そばなども元をたどればこの信州にあるといわれているのだ。いつ頃からこの細く切って食べる蕎麦切りスタイルが始まったのかは定かではないが、戦国時代に、そば切りについて書かれた記録(長野県木曽郡大桑村須原にある定勝寺の寄進記録。1574年(天正2年)初めの同寺の落成祝いに蕎麦切りが振舞われたという記録)が残るなど、中世頃に始まったといわれている。その後、蕎麦切りは、そばと呼ばれ、江戸時代には、町民の食文化の中にしっかりと根付き、庶民の嗜好品・日常食として愛され、落語にもたびたび登場するのだ。
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