ネジバナ

日本の野の花

ネジバナ

ややうつむき加減の清楚な面持ちで咲く淡いピンク色の花が、螺旋を描きながら縦に並ぶその可憐な立ち姿。初めて目にした時、その可愛らしさに思わず一目ぼれをしてしまった、なんて人もいるだろう。その花の名は「ネジバナ(捩花)」。場所によっては「ねじり草」「ネジレバナ」「ネジリバナ」なんて呼ばれたりもする野に咲く花だ。百人一首にも「モジズリ(綟摺)」と呼ばれるこの花が登場する。平安の昔と現代。時代も環境もテクノロジーも何もかも全てことごとく違えども、美しいものを美しいと思う人の心は変わらない。

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