冬の青森の絶景　雪国「青森」の美しい冬の風景　美しい日本の冬の風景

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公開日: 2024年1月24日 | 最終更新日 2024年1月24日

冬の青森　蔦沼

冬の青森の美しい風景

本州・東北地方の最北にして国内有数の豪雪地帯「青森県」。正確に言うと、太平洋側の八戸を中心とした沿岸部の地域はそれほど積雪も多くはない（あくまで青森県内で比較した場合）のですが、青森市を中心とした津軽地方一帯は国内トップクラスの豪雪地帯として知られます。中でも「酸ヶ湯」は毎年ニュースにも度々取り上げられるので全国的にも良く知られていますが、多い年には４～５メートルを越すような積雪があり、足がずぼっと埋もれてしまう、なんていうレベルではなく建物が埋もれてしまうほどに積もったりするわけです。酸ヶ湯温泉の旅館周辺の道路も幹線道路を除いて冬季は通行止め。実際に雪の量を目の当たりにすると心から納得しますが、いくら大型の除雪車とはいえ、フル稼働しても中々追いつかないであろうすごい量が降り、そして積もっていくのです。

冬の青森　冬期通行止めの道路

雪にまつわる歴史的な出来事としては、酸ヶ湯のすぐそばで起きた大規模遭難事故（八甲田雪中行軍遭難事件）が有名ですが、実際に圧倒的な雪の量を目の当たりにすると、その迫力への驚きと共に、本気を出した自然の前にいかに人間が無力かということも同時に思い知らされます。

冬の青森　酸ヶ湯温泉

美しくて、美味しくて、楽しくて、（温泉などが）最高に気持ちいい「冬の青森」。とても魅力的な場所であり、真冬に、一生心に残る素敵な旅が出来る地域の筆頭ですが、映画「八甲田山」（名作です）などを見てから訪れると、また少し違った側面を見ることもできて、さらに一味違った旅が出来るのでおすすめです。

豪雪地帯に暮らしているのでも無ければ、冬の自然に命を脅かされる経験など中々するものでもありませんが、リアルな雪の世界を体験することで、あらためて雪の美しさに感じ入ったり、今を生きていることのありがたみを感じたりすることも出来るかもしれません。雪はただ綺麗で美しいだけのものではなく、時に家屋を破壊し命を奪う恐ろしい存在でもある、そしてだからこそ、限りなく美しい一瞬を垣間見せてくれる時もある、という気もするのです。

もちろん、そんな余計なこと、小難しいことを考えなくても、純粋に美しい冬の風景を堪能することも可能です。ただただ白く、ただただ美しい。いずれにしても、とっても寒いのは紛れもない事実ですのでお出かけになる際には防寒対策は十分に！

というわけで、魅惑の国青森県の冬の魅力的な風景をお届けします。