柳川の川下りの風景

柳川の川下りの風景

薄曇りではあるものの、心地よい風が吹く5月の或る日の福岡県柳川市。町の中を流れる川(堀)をゆったりとゆく「どんこ船」から見る風景。

北原白秋の故郷としても知られる水郷の町「柳川」は、今から約410年前の慶長6年(1601年)に柳川城の天守が築かれた際に、城下町として整備された町。

海に近く、元来湿った低い土地であったところに、人の手により至るところに堀がめぐらされ、城や城下の防衛、治水、利水の為に利用された。

堀を掘る際に出た土を盛り上げて土手を築き、乾田を作って作物を育て、一方、水が張られた堀は農業用の貯水池としても活躍した。そのほか、生活用水としても欠かせない存在で、柳川の人々の暮らしはこの堀なしでは考えられないほど、重要なものであったという。

現在も柳川の中心地2キロメートル四方には、延長60キロメートルにも及ぶ堀が残されており、今なお、柳川の人々の暮らしに密接にかかわりあっている。

撮影場所

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