洲崎神社

千葉県館山市の房総半島の岬の西側突端に鎮座する洲崎神社は、江戸時代には安房国一宮であったともいわれる神社。国道から150段ほどの階段を上ると社殿があり、木々の合間から東京湾の海が見える。

創建は、神武天皇年間ともいわれる古社で、安房神社祭神・天太玉命の后神で、「洲ノ神(すさきのかみ)」と称する天比理乃咩命を祀っている。

1180年(治承4年)に石橋山の合戦で敗れた源頼朝が、海路で安房国へ逃れた際、この洲崎神社に参拝し、上総介及び千葉介へ送った使者が無事に役目をはたして戻ってきた折には、神田を寄進すると願をかけ、使者が無事役目をはたして戻ってきたことから、神田を寄進している。また、二年後の1182年(寿永元年)には、妻・政子の安産祈願の為、使者を遣わしている。

江戸時代の1812年(文化9年)には、房総一帯を視察した幕府の筆頭老中・松平定信が、「安房国一宮 洲崎大明神」の扁額を奉納しており、これが安房国一宮であったという由来となっている。

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