6月のある雨の日、福岡の櫛田神社の境内で出会った紫君子蘭の花。光に透ける淡い薄紫色の花についた水滴が梅雨の季節ならではの美しさを作り出す。
6月から7月にかけて花を咲かせる紫君子蘭は、南アフリカ原産のアガパンサス属の花。彼岸花にもよく似た形状ですっと立つのびやかな茎に、薄紫色の小さな花を球状に幾つも咲かせる。
「アガパンサス」は、ギリシャ語のアガペ(愛)とアントス(花)に由来するとか。その為、花言葉も「恋の訪れ」「恋の季節」「恋の便り」「愛の訪れ」など、「恋」や「愛」にちなんだものが多い。
撮影場所