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福島・大堀相馬焼×宮城・雄勝硯のコラボ作品第一弾を新発売  被災地同士の伝統の素材を使い次世代へ繋ぐ

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大堀相馬焼×雄勝硯シリーズ(皿)

東京都港区のガッチ株式会社は、東日本大震災の被災地である福島県の伝統的工芸品「大堀相馬焼」(おおぼりそうまやき)と宮城県雄勝町の伝統的工芸品「雄勝硯」(おがついし)の2つの地域のコラボレーション作品の第一弾「大堀相馬焼×雄勝硯シリーズ(皿)」を新たに発売している。

2015年1月7日から仙台三越にて開催されているジャパンセンスィズを皮切りに、都内セレクトショップ、復興デパートメントの大堀相馬焼専門店「縁器屋」にて販売。今後も、国内のみならず海外進出も含め、さらに様々な商品を展開していく。

詳細: http://store.shopping.yahoo.co.jp/soma-yaki/c2e7cbd9c1.html

【背景】
<伝統的工芸に新たな魅力を引き出す、被災地同士のコラボ>
大堀相馬焼は、相馬地方に伝わる300年の歴史を持つ伝統的工芸品。震災以降、福島第一原子力発電所から20キロ圏内に位置する双葉郡浪江町から、窯元25軒が避難を余儀なくされている。一方、室町時代から続く雄勝硯は、日本で販売されている硯の90%のシェアを誇っている。東京駅の屋根瓦に使用もされており、高級感あふれる光沢と色合いの雄勝硯は、古くから日本人に親しまれてきた。しかし、震災以降は40人いた職人も4人にまで減り、存続の危機に立たされている。

震災により多くの人が傷つき、住む家や職場を失った人も多い。日本全国から多くの励ましや助けが届いた中、「いただいた元気をお返しするためにも、復興と助け合いのシンボルになれば」との思いを込め、コラボレーション作品を展開する運びとなったという。

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【商品概要】
<コラボ第一弾「大堀相馬焼×雄勝硯シリーズ(皿)」>
雄勝硯に使われる雄勝石を砕き、それを釉薬にして、たっぷりと大堀相馬焼の土にかける。これをじっくり丁寧に焼き上げることで光沢のある、焼き物に仕上がる。

商品名  : 大堀相馬焼×雄勝硯シリーズ(皿)
商品特徴 : 雄勝石を砕き釉薬にしたものを大堀相馬焼に土にかけて焼き上げた素材を活かしたシリーズ
販売価格 : 1,620円(税込)~
販売開始日: 2015年1月7日
販売店舗 : 仙台三越 ジャパンセンスィズ
URL    : 復興デパートメント「縁器屋」

■大堀相馬焼について
大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)は、福島県浜通り北部の浪江町大堀地域に300年以上伝わる伝統工芸品。「青ひび」「走り駒」「二重焼き」の3つの特徴を持つ。中でも「二重焼き」は、大堀相馬焼でしか見られない技術。

■雄勝硯について
雄勝硯(おがついし)は、宮城県石巻市雄勝町で採掘され、強度が高く、美しい黒色の光沢を放つ。現在では、東京駅丸の内駅舎などで使われていることで有名。

松永陶器店について
大堀相馬焼を扱う専門店。インターネット販売も行う一方で、一つひとつの商品を手に取って納得して購入できるのが実店舗の魅力。さらに、より多くの人に大堀相馬焼に親しみを持ってもらうため、陶芸教室や絵付け体験なども行っている。(要予約)

創業 :1910年(明治43年)
所在地:福島県西白河郡西郷村小田倉字小田倉原1-31

ガッチ株式会社について
ガッチ株式会社では、企業と企業、企業と個人などを結び、新たな価値、可能性をプロデュース。大堀相馬焼 松永窯においては、企画から販売までのトータルプロデュースを行う。

創業 :2010年
所在地:東京都港区赤坂7-2-6-207
代表者:代表取締役 松永 武士※(松永窯4代目)

※AERA特集「日本を突破する100人 2015」に選出される。
震災により危機に瀕した「大堀相馬焼」を、新たなブランド「KACHI-UMA」として立ち上げ、高付加価値の伝統工芸品として高める活動を行っている。

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