丸岡城
公開日: 2010年8月12日 | 最終更新日 2023年5月27日
現存天守最古の城
ダイナミックで荒々しい景観が訪れる人を魅了する観光名所「東尋坊」から南東に約16キロメートル、福井県坂井市にある城が「現存12天守」(建築当時の姿を今に伝える城)の一つであり、日本100名城の一つに数えられる丸岡城です。
1576年(天正4年)、一向一揆への備えとして織田信長の命を受けた柴田勝家が甥の勝豊に築かせた城であるといわれ、現存最古の天守とされる城です。国の重要文化財にも指定されている天守は、1948年(昭和23年)に発生した福井地震のために倒壊したものの、元の建材を使用して修復され、築城当時の姿を今もとどめています。
一見、無造作に積んである石垣は「野づら積み」と呼ばれる古い積み方。雨水が浸みこまずに石垣の隙間を通るので、水はけがよく大雨などでも石垣が崩れることがないという石垣の積み方です。
Memo
丸岡城は桜の名所としても知られ、毎年春になると近隣はもとより、遠方からも「桜の花と城の美しい風景」を楽しみにたくさんの人々が訪れる。城の周辺に植えられているソメイヨシノは約400本。「日本のさくら名所100選」にも選ばれている。
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丸岡城(まるおかじょう) DATA
- 場所: 福井県坂井市丸岡町霞
- 交通(公共交通機関で): JR北陸本線福井駅から京福バス「本丸岡」ゆきで約35分、「丸岡城」停留所下車すぐ。
- 交通(車で): 北陸自動車道 丸岡ICから約2km
- 駐車場: あり
- 期間: 通年
- 時間: 8:30~17:00(閉門)
- 料金: 大人300円 小中学生150円(団体割引あり)
- 問い合わせ: 0776-66-0303
丸岡城