～貴重な古地図の数々が明治大学に集結～「岩田豊樹文庫設立記念展」を駿河台キャンパス・中央図書館で開催中

公開日: 2015年1月5日 | 最終更新日 2022年10月17日

「太平御江戸之ゑづ名所附ケ」中央部分

東京都千代田区の明治大学駿河台キャンパスの中央図書館では、江戸から明治期の貴重な古地図を展示する「岩田豊樹文庫設立記念展」を、2015年1月23日（金）まで開催中。

『江戸図総目録』『大江戸絵図集成』等の著作で知られる、古地図研究家であり収集家であった岩田豊樹氏の遺族から寄贈された古地図コレクションを包括的に保存することを目的として、「岩田豊樹文庫」を設立したことを記念する展示会で、膨大なコレクションより「太平御江戸之ゑづ名所附ケ」（1729年）、「御江戸大絵図」（1686年）など20点を選定し解説を加え展示している。

古地図を見ると広がる世界。古地図にはさまざまなことが書かれており、古地図の様子から現在の地質を想像したり、地形の変化や地名の由来を知ることもできる。自分が住んでいる所、働いているオフィス、通っている学校がかつてはどんな場所だったのか、古地図を見ながら探ってみてはいかがだろう。

【中央図書館企画展示「岩田豊樹文庫設立記念展」】
■会期：開催中～2015年1月23日（金）　
■会場：明治大学駿河台キャンパス中央図書館1Fギャラリー（東京都千代田区神田駿河台1-1）
■開館時間：
2015年1月7日（水）～9日（金）、13日（火）～16日（金）、19日（月）～23日（金）　8：30～22：00
2015年1月10日（土）　8：30～19：00
2015年1月5日（月）～6日（火）、11日（日）、12日（月・祝）、18日（日）　10：00～17：00
■休館日： 2015年1月17日（土）
■主な展示資料：遠近道印「（新板）江戸大絵図」寛文10年（1670）、「御江戸大絵図」貞享3年（1686）、石川流宣「[江戸図鑑]」、桂川甫周「萬国地球全図」、「[江戸図]」元禄4年（1691）、「太平御江戸之ゑづ名所附ケ」享保14年（1729）