日本一といわれる「蔵王の樹氷」は2月が見頃 ~旅館三治郎の「キジ鍋」は毎年1.5倍以上に予約数が増加する人気メニュー 鍋で身体も心も温かく~
公開日: 2015年1月22日 | 最終更新日 2022年10月17日
宮城県刈田郡蔵王町の遠刈田温泉にある「旅館三治郎」では、この冬、最大5種類の鍋料理が楽しめる。
中でもキジ鍋を食す「蔵王山麓またぎ御膳」は年々、予約数が増えているという人気プランだ。蔵王連峰を望む景観は、高台に位置する同館ならではの魅力のひとつ。湯治場として栄えた「旅館三治郎」では、樹氷ツアーを求め、国内だけではなく海外からも観光客が多く訪れている。
コラーゲンたっぷりスッポン鍋(左)、「国産牛」の陶板焼(右上)、鴨鍋(右下)
■「浸かって・囲んで・笑って」が合言葉
~身体も心も温まる~ 旅館三治郎が「鍋料理」にこだわる理由
今からおよそ300年前、旅館三治郎の祖先「大宮 三治郎」は蔵王連峰にて、狩猟によって生計を立てていた。ある時、山中で鹿が淋浴しているのを不思議に思い、土地の物知りの人達と調べたところ、良質の湯脈であることを発見。当時の藩主の保護のもとに湯里を立てるとお湯の良さは次第に人々の間に広まって、次々に近在の人達が集まり、それが湯治のはじまりとなって庶民の憩いの場として栄えるようになった。
藩内の武士達も合戦や狩などで傷ついた身を癒す場としてこの場所を訪れたという。幕末の頃より蔵王権現に詣でる善男善女が多くなり、慶応4年、大宮旅館の屋号のもとに湯治宿を開設。繁昌とともに改築を重ね、祖先の遺徳を偲んでその名を旅館三治郎と改称、今日に至っている。
そんな旅館三治郎がある蔵王連峰は、冬の寒さが厳しく、「樹氷」が見られる所として知られている場所。冬の寒さを、遠刈田温泉に浸かって、「お鍋を囲んで、みんなで笑って」身体も心も温まってもらいたいという理由から、旅館三治郎では鍋料理を提供している。
■最大5種類から選べる旅館三治郎の鍋料理
蔵王山麓またぎ御膳
平牧三元豚の常夜鍋
■毎年1.5倍ずつ予約数が増えているキジ鍋を食す「蔵王山麓またぎ御膳」
プラン名:【蔵王山麓またぎ御膳】プラン
料金:1泊2食付14,000円~(税抜き)
特徴:
・三治郎料理長の「特製キジ鍋」~キジ肉を三種類楽しめる鍋~
ネギの茶筅で卵黄とキジのひき肉を混ぜるとネギがポロポロ落ちる。それがいい塩梅に混ざってつみれができる。キジのつみれと、やわらかいキジのモモ肉、脂肪分が少ないムネ肉から出るキジの脂が淡い黄色の出汁をつくりだす。通常の鶏肉にはない濃厚な出汁の味も人気の1つ。
・選べるお造り(いわなのお造り又は海の幸のお造り)
・煮物「すずしろ饅頭」
・鴨ときのこの奉書包
・鹿刺し
・いのししのつみれ笹の葉焼き など全11品
詳細URL:http://www.sanjirou.co.jp/plan/matagi.html
■国内で一番有名な蔵王の樹氷
「樹氷」は、国内では宮城・蔵王のほか、青森・八甲田、秋田・八幡平など限られた地域でしか見ることができない。この「樹氷」の育成には樹木の存在、冬型の気象条件、降雪量、多量の過冷却水滴の有無といった条件が必須であり、蔵王はこの厳しい条件に適合しているばかりでなく樹木が群生しており、広大な樹氷原で大パノラマにて樹氷を見ることができる。悪天候時には、標高1,600メートル地点、樹氷の育成に必須な氷点下10℃のすさまじい猛吹雪も体験できる。世界的に希少な樹氷が群生する樹氷原の見事な自然美を、小さな子供から年配の方まで気軽に楽しめる。キャビン搭載の暖房付乗用雪上車「ワイルドモンスター号」で、世界的にも希少な自然現象の芸術品「樹氷」を、専属ガイドの軽快なトークと共に見ることができるツアーが人気。
詳細URL : http://www.zao-sumikawa.jp/juhyo.html
蔵王の樹氷
旅館三治郎
所在地 : 〒989-0913 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉本町3
URL : 「旅館三治郎」