新横浜ラーメン博物館に、史上初の「外国人店主」のラーメン店登場
公開日: 2015年5月10日 | 最終更新日 2022年10月17日
今や、寿司や天ぷらを抑え、日本食の中でもっとも人気があるメニューともいわれるラーメン。昨年日本を訪れた海外からの観光客が、「実際に食べた日本食の中でもっとも美味しかったもの」のアンケートで挙げた答えのうち、「ラーメン」は32%をしめ、堂々の1位を獲得している。海外でも新たなラーメン屋が次々にオープンし、それぞれの国の気候・食文化と融合した「世界のご当地ラーメン」も誕生しつつあるという。もはや、日本食の枠を飛び越え、世界的グルメの一つに進化しているのだ。
そんな中、横浜の新横浜ラーメン博物館に、ミラノに本店を構える「CASA LUCA」が、2015年5月29日(金)からお目見えする。
新横浜ラーメン博物館史上初となる「外国人店主」のラーメン店「CASA LUCA」の店主ルカ・カタルファモ(Luca Catalfamo)さんは、イタリア・ミラノ生まれ。ニューヨークで「一風堂」のラーメンと出会い、衝撃を受け、その後、ロンドンのうどん店でダシの勉強をし、ラーメン店を開業することを決意。日本に渡り、1ヶ月間、毎日3食以上のラーメンを食べ続け、自分が作りたいラーメンのイメージを固め2013年9月、ミラノに「CASA RAMEN」をオープンした。口コミだけで人気店となり、今ではお店がオープンする30分前から行列ができるほどの人気店となっている。
提供されるラーメンは、日本のとんこつラーメンをベースに、イタリア料理の技法が加わった、いわば「ミラノとんこつラーメン」。
スープは豚骨を100%使用し20時間かけて作り上げたもので、タレは2種類の醤油に和だしを加え、香味野菜をオリーブオイルでグリルしたものを漬け込んでいる。さらに、麺にはパスタ用のデュラムセモリナ粉に、イタリアのパンに使用される小麦粉をブレンド。適度なモチモチ感と、歯切れの良さが特長の中細ストレート麺となっている。こだわりのチャーシューは、豚バラ肉にイタリア産岩塩を擦り込み、グリルしたものを真空低温調理で柔らかくしっとりと仕上げるという、イタリアの生ベーコン「パンチェッタ」の製法を取り入れ、豚の旨味を引き出したものだ。
もうひとつの看板メニューとして、イタリアンのテイストが盛り込まれた「ペペロンチーノ和え麺」がある。パスタのペペロンチーノとはスタイルの異なる、唐辛子がふんだんに使われたスープのない和え麺で、専用の中太麺をオリーブオイル、和風だし、唐辛子、醤油ダレと和え、カリッと焼き揚げた鶏肉、生ホウレン草、もやし、ネギ、糸唐辛子をトッピング。具材と麺とのハーモニーを楽しめる。
店舗名 :イタリア・ミラノ「CASA LUCA」
場所 :新横浜ラーメン博物館館 地下2階
オープン日:2015年5月29日(金) ※1年半の期間限定