残照の潮岬
公開日: 2015年7月7日 | 最終更新日 2015年7月7日
紀伊半島の最南端であり、本州の最南端「潮岬」の付け根部分で出会った夕暮れ時の風景。
夏至から約2週間、まだまだ日も長く19時を過ぎても西の空には明るさが残っている。透明感のある空に輝く月。海からは心地よい風が吹く。
潮岬は対岸の串本市街と砂州で結ばれている陸繋島で、沿岸部は「海食崖」と呼ばれる、波により削られて出来上がった高さ数十メートルに及ぶ断崖となっている。国内でも有数の台風の通過地、上陸地として知られる場所で、台風シーズンになるとその名をテレビなどで耳にする機会も増えるが普段は穏やかで美しい場所だ。
岬の西側に建つ潮岬観光タワーにのぼれば、地球が丸いことを実感できる様な水平線の大パノラマを楽しむこともできる。岬をぐるりと一周してもそれほど時間はかからないので、のんびりと車を走らせるのがおすすめだ。