湧玉池

湧玉池

富士山の湧水

富士山をご神体として祀る神社、富士山本宮浅間大社の境内(本殿の脇)にその池はある。その名は湧玉池(わくたまいけ)。富士山に降り積もった雨や雪が地中に浸み込み長い年月をかけてろ過され集まり流れとなる「富士山の伏流水」が湧き出たものだ。水晶のごとく透き通った水が静かにたゆたう様は息を呑む美しさ。そのあまりの透明度に、見る角度によってはそこには水さえも無いかのようで、池の中を泳ぐ魚の様子が手に取るように見える。そよそよと流れに揺らぐ水草。日差しが水面に当たって輝く。心なしか泳ぐ魚も嬉しそうだ。特に湧水の流れのそばに集まって同じ方向に頭を向けじっと佇んでいる様など、まるで美しい水の気をその身に浴びているかのよう。魚達は恍惚とした表情で、もしくは達観したような面持ちでじっとしている。なんと静謐で穏やかな眺めだろう。清らかな水のある光景。そこに住む生き物達。ただ見ているだけで心が洗われ透き通っていくような気持ちになっていく。ふと向こうの木に目をやると目の覚めるような青色をしたカワセミが木の梢に止まり池の中を覗きこんでいた。

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湧玉池

湧玉池は古来より、富士山に入る修験者が身を清めたところで、富士講の信者達もこの池で身を清め、富士山に登ったという。現在も富士の山開きの際には、ふんどしや白装束の姿をした男女が池に入り禊神事を行う。温度は年間を通して約13度。一秒間に3.6キロリットル重さにして一日約20万tの水が一年中ほぼ増減無く湧出している。国の特別天然記念物。

池のそばには、飲料用の水を汲む場所も。バナジウムを多く含む水は名水としても有名で、ペットボトルを手に水を汲みに訪れる人も少なくない。

湧玉池
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藤と湧玉
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富士山本宮浅間大社

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