日本の心
公開日: 2009年6月24日 | 最終更新日 2019年6月24日
目を瞑ると葉擦れの音が聞こえる。静まり返った庭には紅葉(もみじ)の葉が舞う。
無音の音。無色の色。透明な輝き。そっと肌に触れる。
光の中の光ではなく、陰の中に光を見る。
音の中の音ではなく、静寂の中に音を聞く、という世界にも類を見ない「わび・さび」という精神性。
質素倹約を旨とし、無の中に美しさを見る。
慎み深く、驕ることなく
そのままに、このままに。
本物は飾らず、阿らず
ただ内側からにじみ出る。
枯山水、獅子脅し、鏡面のような池に蓮の葉が浮かぶ。
ミズスマシが音もなく通り過ぎていく。
清らかなる空間、澄みきった時間、簡潔な美しさの中、心は静かに息をする
自然と共に生き、そして自然の中へ消えてゆく。
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