根津青山の至宝 初代根津嘉一郎コレクションの軌跡
公開日: 2015年10月17日 | 最終更新日 2015年10月17日
東京・青山にある根津美術館では、「根津青山の至宝 初代根津嘉一郎コレクションの軌跡」として、初代根津嘉一郎の蒐集した名品・逸品の数々を展示する、財団創立75周年記念特別展を開催している。
東武鉄道や南海鉄道(現・南海電気鉄道)等、国内の多くの鉄道敷設や再建事業に関わった初代根津嘉一郎(号青山・1860〜1940)は、明治時代から大正時代にかけ、古くから大切にされてきた古美術品が、欧米諸国に次々に売られ、顧みられていない状況を憂い、益々蒐集に励んだという。二代目根津嘉一郎は、初代の遺志を継ぎ、貴重な蒐集品の数々を戦火から守り抜いた。この度、財団創立75周年を記念する特別展として、花白河蒔絵硯箱、那智瀧図、鶉図 伝李安忠筆といった書画の名品や、青井戸茶碗 銘 柴田といった茶道具の名品などを中心に、初代の蒐集したコレクションの軌跡を辿る。開催期間は2015年11月3日(火・祝)まで。