秩父鉄道秩父本線
公開日: 2015年9月12日 | 最終更新日 2020年2月29日
美しい青空の下、秩父鉄道秩父本線が走ってゆく。
秩父鉄道秩父本線は埼玉県の北東部、羽生市にある羽生駅と、北西部の秩父市にある三峰口駅を結ぶ、路線延長71.7キロメートルの鉄道線。埼玉県の北部から秩父エリアにかけての市民の足となっている路線だ。
その歴史が始まったのは、今から約114年前の1901年(明治34年)10月7日。「上武鉄道」として熊谷~寄居間が開業、さらに北武鉄道として1921年(大正10年)に羽生~行田間を結ぶ路線が開通し、翌1922年(大正11年) に熊谷まで延伸した後、同年9月18日に秩父鉄道(1916年に上武鉄道から改称)が北武鉄道を合併する形で、羽生から熊谷を経由して寄居へと至る路線となった。1930年(昭和5年)には、三峰口まで路線が伸び、現在のような羽生から三峰口までを結ぶ路線となっている。
すべての駅が埼玉県内にある、埼玉に密着している路線だが、「長瀞渓谷」への最寄り駅となる長瀞をはじめ、「秩父神社」「ちちぶ銘仙館」「秩父ふるさと館」「羊山公園」「橋立鍾乳洞」「三峰神社」等、秩父エリアの主要な観光拠点となる駅を通っており、西武池袋線が池袋から直通路線を走らせていることもあって、休日ともなると都心からの利用客も多い。