北海道の千歳へ行こう!千歳の魅力に触れる旅
公開日: 2019年6月19日 | 最終更新日 2019年6月19日
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北海道の玄関口「千歳」の魅力に触れる旅!
「北海道の空の玄関口」新千歳空港がある千歳市は、札幌の中心部から車で約1時間ほど(鉄道なら30~40分ほど)の場所に位置する町。もしかすると空港の名前でしか「千歳」を認識していない人もいるかもしれないが、札幌や小樽、登別などの名だたる有名観光地、人気観光スポットに隠れて目立たないものの、実はそれらの有名スポットに比べても引けを取らない、魅力的な観光スポット、訪問スポットが数多くあるエリアなのだ。
体験型のアクティビティも、春夏秋冬、それぞれの季節に様々な種類の選択肢が用意され、「千歳」をまた旅の目的地にしたくなるような、充実した時間が過ごせそう。それからもちろん、北海道といえば食。新鮮な海の幸、山の幸を存分に楽しめるのは勿論、千歳発のB級グルメ、ご当地グルメもおすすめだ。特に様々なバリエーションを楽しめる「千歳バーガー」は要チェック!
旅先に是非ともあってほしいものの一つ「温泉」も、支笏湖畔に素晴らしい環境の中でのんびりと体の芯まで温まってリラックスできるような温泉地がある。千歳は、「見てよし」「食べてよし」「体験してよし」「ゆったり休んでよし」の場所なのだ。というわけで、北海道千歳の魅力を詳しくご紹介しましょう。
千歳の自然を楽しむ
千歳は、日本最北の不凍湖として知られる「支笏湖」をはじめ、北海道三大秘湖の一つに数えられる「オコタンペ湖」、美しい流れで知られる「千歳川」「ママチ川」「美々川」といった清らかな「水」の自然に恵まれている。一方、「風不死岳」「樽前山」「恵庭岳」といった山々も聳え、豊かな森が育まれている、まさに自然に触れるのにもってこいの場所といえるだろう。支笏湖一帯の「支笏洞爺国立公園」ほか、地元の人々が訪れる「名水ふれあい公園」や「青葉公園」といった場所や「巨木の森」「苔の洞門」「美笛の滝」など、緑に包まれ体中で大自然を満喫できるスポットがそこかしこに点在している。夏場なら支笏湖畔のキャンプサイトでキャンプするのもおすすめ。雄大な景色の中で、都会暮らしでは中々味わうことのできない心が綺麗に洗われるような素敵な時間が過ぎていく経験は、とっておきの思い出になることだろう。
千歳の春・千歳の夏
釣り人達の聖地としても知られるママチ川は、千歳川の小支流の一つ。清らかな水がさらさらと流れる清流で、特に新緑の頃に訪れるとこの上なく気持ちの良い光景が広がっている。
オコタンペ湖
オンネトー(足寄町)、東雲湖(上士幌町)と共に北海道三大秘湖の一つに数えられるオコタンペ湖は、千歳の西にある面積約0.5平方キロメートルほどの小さな湖。恵庭岳が噴火した際に出た噴出物で出来上がった堰止湖だ。この湖が秘湖と呼ばれるのは、そのロケーションもさることながら、見る場所や角度、天候、季節、時期などによって変化する湖面の色のためだ。ある時は美しい青白色、またある時は濃緑色といった具合に、様々な色合いの湖面を見る事が出来る。これは、水温や水深、太陽の位置、波風などの要因による湖面の反射、周囲の木々などの環境要因等、様々な要素が複合的に合わさっている結果だとか。訪れる日の空模様なども大いに関係してくるので、どんな色を見る事が出来るか、期待しながら足を運んでみてはいかが?
千歳川
モラップキャンプ場
美笛キャンプ場
名水ふれあい公園
美笛の滝
千歳川の支流の一つでアイヌ語で「滝に入る」という意味を持つ「ソウオン美笛川」にかかる「美笛の滝」は落差約50メートル、幅約7メートルの滝。国道276号線から林道に入って2キロメートルほど進んだ場所に駐車場があり、さらにそこから山道を800メートルほど進むと見えてくる。大きく三つにわかれ、さらに真ん中と下の部分がそれぞれ階段状になった岩肌を流れ落ちていく滝は美しくも迫力があって、見ているだけで心地よい。冬場は完全凍結し、アイスクライマーたちのトレーニングの場所となるとか。
美々川
青葉公園
千歳市民憩いの場となっている青葉公園は、千歳川の南側に広がるその名の通り「青葉」の美しい緑地公園だ。公園とはいいながら、さすが北海道、広大な敷地内には市民球場、陸上競技場、テニスコート、サッカー場などもある上、図書館、各種アスレチック施設、デイキャンプも楽しめるピクニック広場なども作られており、千歳駅から2キロメートルの場所にあるというのがにわかに信じられないほどの環境の良さと施設の充実ぶり。遊歩道も整備されており、1時間ほどで一周することができる。
千歳の秋
千歳の冬
千歳のイベントを楽しむ
支笏湖および湖畔で行われる四季折々のイベント・祭り。中でも真冬に行われる「千歳・支笏湖 氷濤まつり」は、一度は訪れたいおすすめのイベントだ。マイナス10度を下回る寒さの中、透明感あふれる氷のアートの美しさが際立つ。夜、イルミネーションに彩られて闇に浮かび上がる幻想的な美しさも印象的だ。
千歳・支笏湖 氷濤まつり
千歳・支笏湖 氷濤まつりの詳細ページへ
千歳航空祭
航空自衛隊北部航空方面隊が駐屯する千歳基地で、一年に一度開催されるのが千歳航空祭。ジェット機をこよなく愛する航空ファンのみならず、カップルや子供連れなど約10万人が集まる一大イベントだ。航空ショーはもちろん、子供限定のちびっこ救出大作戦などの催し物なども開催されるほか、名物の「千歳基地カレー」やお土産物を販売するお店も出店、多くの人で賑わう。開催は例年7月または8月の日曜日。入場無料。
千歳の体験型アクティビティ
美しい緑や綺麗な水に触れることのできる春から夏、秋にかけてはカヌーやラフティング、釣りなどが楽しめる。支笏湖畔の夏のキャンプも最高だ。また、厳寒の冬には、寒さと雪をむしろ楽しんでしまおう!クロスカントリーやスノーシューウォーキングなど、自らの力で冬の自然に触れるもよし、バギーやスノーモービル、スノーラフティングなどマシーンの助けを借りてスリリングに楽しめるのも、千歳の冬の醍醐味の一つだ。また乗馬体験(冬は雪上乗馬体験)や、いちご狩り、搾乳体験など、子供と一緒に楽しめるアクティビティも有り。
4輪バギー体験 「ノース スノーランド in 千歳」
千歳でリラックス
支笏湖畔に湧く支笏湖温泉、全国でも20か所ほどしかないという足元から温泉が湧出する露天風呂のある丸駒温泉旅館をはじめ、美しい支笏の自然に抱かれた温泉宿が点在、心からリラックスした時間を過ごすことができる。
千歳のグルメ!
空港と駅があり、太平洋も日本海も比較的近い距離に位置する千歳は、新鮮な食材が手に入りやすいこともあって「グルメタウン」とも呼ばれる食の町。加えて、全国各地から数多くの人々が仕事で訪れることもあって、料理のクオリティが高いのも特徴だ。寿司や海鮮料理、野菜を使った料理はもちろん、ラーメンや菓子なども評判の店が揃っており、情報をチェックすればチェックするほど、全部の店に行きたくなってしまうような魅力に溢れている。
千歳の観光スポット
名水ふれあい公園隣の浄水場管理棟に展示されているのが「北海」第一号機の原寸大模型。小樽新聞社(現・北海道新聞社)所有のこの飛行機は、1926年10月に千歳の地にはじめて降り立ちました。この時、飛行機を迎えるために千歳の村人たちが手弁当で鍬や鋤を手に整地した約7000坪の広さの土地こそ、現在年間2,000万人もの乗降客数を誇る新千歳空港の始まりだとか。
画像提供:千歳市