宮城県白石市「弥治郎こけし」×「白石温麺」 コケジョブーム到来で400年越しの歴史的伝統コラボ麺発売
公開日: 2015年3月7日 | 最終更新日 2022年10月17日
『弥治郎こけし×白石温麺』
宮城県白石市で白石温麺(うーめん)を製造・販売する株式会社きちみ製麺では、白石市の伝統工芸品「弥治郎こけし」と名産品「白石温麺」とのコラボレーション商品『弥治郎こけし×白石温麺』を自社直営店、インターネット通販、各種販売店等で販売開始した。
■宮城県白石市の名産品「白石温麺」とは
400年ほど前、伊達政宗公領地仙台藩の南の要塞白石城下に鈴木味右衛門という人がいた。その父が胃を病んで何日も絶食しなければならなかったときに、たまたま出会った旅の僧侶から油を使わない手延麺の製法を教わり、これを作って父に勧め食べさせたところ、胃病からたちまち回復。白石城主の片倉小十郎公は、この孝行話の温かい思いやりの心をたたえ、その麺を「温麺(うーめん)」と名づけた。味右衛門は、その温麺の製法を白石城下の人々に広め、今も宮城・白石の名産麺として広く全国に知られている。油を使わず淡白な味わい、コシの強さ、舌触りの良さと、9センチという短い長さの為、調理しやすく食べやすいのも特徴。
■宮城県白石市の伝統工芸品「弥治郎こけし」とは
鎌先温泉に程近い「こけし」の故郷・弥治郎地区(宮城県白石市福岡八宮弥治郎北72-1)は、不忘の山すその谷あいに抱かれた小さな木地師の集落。仙台藩内で最初に木地挽きが行われたのは現在の七ヶ宿湯原だった。今から400年も昔、天正年間だと記録に出ている。弥治郎の木地挽きはこの七ヶ宿木地業の流れをくむものといわれ、春から秋まで田畑を耕し、秋から冬にかけ、山の木を伐り出して弥治郎こけしを作り、湯治客のみやげ物として売られていた。
ろくろで描かれた頭部の二重、三重の輪は、まるでベレー帽をかぶったような愛らしさ。胴体にも鮮やかに色付けされ、子どものようなあどけない素朴な表情も特徴。現在では10数名のこけし工人さんがその伝統工芸を守っている。
■魅力と文化の発信で生まれた「弥治郎こけし×白石温麺」 こけし女子(コケジョ)急増も追い風に
それぞれ白石市に深い歴史を持つ「弥治郎こけし」と「白石温麺」のコラボレーションが実現し、この度きちみ製麺では、弥治郎こけしの姿を白石温麺の巻紙として投映させた「弥治郎こけし×白石温麺」を2015年3月1日より販売開始した。きちみ製麺の営業部の一人が大のこけしファンということもあり、こけし工人からの支持も得、商品化へ。今回は5名の工人(新山実、新山吉紀、佐藤英雄、新山民夫、富塚由香・敬称略)の作品を巻紙に再現した。第二弾企画として他の工人の作品も商品化を予定中。
全国的にこけしが好きな女性(コケジョ)が増えている、ということもあり、注目を集めている。
<弥治郎こけし×白石温麺 商品情報>
内容 :100g×5(5食分)
金額 :972円(税込)
発売日:2015年3月1日(日)
製造 : 株式会社きちみ製麺
所在地: 宮城県白石市本町46
URL : http://tsurigane.com/
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