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音止の滝

音止の滝

曽我兄弟ゆかりの滝

山梨県と長野県の県境を水源に、富士山の西側を流れ駿河湾にそそぐ「日本三大急流」の一つ「富士川」。その「富士川」の支流の一つで静岡県富士宮市北部の「芝川水源」に源を発し、JR身延線の「芝川駅」のそばで富士川と合流する全長22キロメートルの「芝川」の中流付近にかかる滝が落差25メートルの「音止めの滝(おとどめのたき)」です。

世界遺産にもなっている「白糸の滝」から徒歩で5分ほどの場所にあります。たおやかで美しい白糸の滝とは対照的に、囂々と流れ落ちる、力強くて雄々しいとても迫力のある滝です。付近には日本三大仇討ちの一つ「曽我物語」で知られる曽我兄弟が隠れたといわれる隠れ岩や、その曽我兄弟に討たれた工藤祐経の墓があります。

滝の名前の由来

1193年(建久4年)の5月から6月にかけて行われた源頼朝の富士の巻狩りの際、父の仇である工藤祐経を討とうと計画を話し合う曾我兄弟は、互いの声が滝の轟音にかき消されて聞こえないために嘆き、神に念じました。すると二人の思いが通じたのか、話合いの間だけ、滝の音は止まったといいます。この伝説が「音止の滝」の名前の由来となっています。

音止の滝
音止の滝
音止の滝

すぐそばにある「白糸の滝」と比較すると、まとまった水が囂々と流れ落ちる迫力ある「音止の滝」。滝の水量は、富士山の積雪量や芝川上流の降水量などに大きく左右されます、

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音止の滝

Japan Web Magazine 編集部

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