大間町観光ガイド マグロの町「大間」を楽しもう!
公開日: 2012年1月22日 | 最終更新日 2023年9月27日
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本州最北端の町
東京から直線距離でおよそ650キロメートル、青森県の大間町は下北半島の先端にある人口約6,000人ほどの町です。天気の良い日には対岸の北海道・渡島半島が見える本州最北端の町として知られています。
大間といえば「まぐろ」をイメージする人も多いのではないでしょうか。実際に、熟練の漁師の手により一本釣りで漁獲される「大間のマグロ(大間産本マグロ)」は、その質の高さ、味の良さで全国的に知られる存在で、大間町も「大間のまぐろの水揚げ地」として知られています。津軽海峡の荒波で揉まれた絶品の「大間マグロ」のほかにも、ウニやアワビ、イカ、昆布なども特産品です。
大間マグロとは?
主に大間崎近海(沖合1~3キロメートル)で、一本釣り漁法にて捕獲され、水揚げされる大間マグロ。築地市場でも高値がつくのは、ニュースなどでも流れるので知っている人も多いのでは?平成25年の築地市場の初セリでは、222キロのマグロになんと1億5,540万円の値がつき史上最高値を更新したというから驚きです。
大間マグロの旬は?
都市部で食べると目が飛び出るほど高価ですが、地元であればタイミングが良ければ新鮮で美味しい大間マグロが比較的割安で入手可能なことも。大間マグロは、お寿司屋さんや居酒屋などで食べられるほか、旅館でも提供されています。
穴場は地元のスーパーマーケット。特に閉店前のタイムセールが狙い目です。運が良ければ(入荷があってなおかつ、売り切れていなければ)、最高品質の大間マグロが驚くほど安い値段で購入できるのです。ちなみに、町役場によると大間のマグロのシーズンは7月下旬から1月まで。(とはいえその時期に必ず水揚げがあるとは限らないので注意。)シーズン中で、特に水揚げが多いのは8月から11月とのこと。大間までマグロを食べに出かける際は、事前に役場や店などに確認するといいかもしれません。
大間マグロを購入できる店
- グリーンストア (地方発送可)電話: 0175-37-2238 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間81
- 大倉商店 (地方発送可)電話: 0175-37-3006 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間63-1
- 竹正工務店漁業部 (地方発送可)電話: 0175-37-4870 住所:青森県下北郡大間町大字大間字根田内8-91
- 株式会社 魚忠 (地方発送可)電話: 0175-37-5353 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間平37-367
- まぐろ長宝丸 (地方発送可)電話: 0175-37-5268 住所:青森県下北郡大間町大字大間字奥戸下道22-6
- 最北水産株式会社 (地方発送可)電話: 0175-37-4407 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間平37-411
大間マグロを食べられる旅館・民宿・ホテル
- 大間町温泉海峡保養センター電話:0175-37-4334 住所:青森県下北郡大間町大字大間字内山48-1
- 民宿 海峡荘電話: 0175-37-3691 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間平17-134
- マリンハウス くどう電話: 0175-37-2479 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間平17-136
- サンホテル 大間電話: 0175-37-2001 住所:青森県下北郡大間町大字大間字奥戸下道2
- 民宿 最北端電話: 0175-37-3044 住所:青森県下北郡大間町大字大間字割石7-26
- 旅館 なかしま電話: 0175-37-2231 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間76-3
- 阿部旅館電話: 0175-37-3536 住所:青森県下北郡大間町大字大間字冷水1-3
- 民宿 北の宿電話: 0175-37-2170 住所:青森県下北郡大間町大字大間字細間23-13
- 民宿 海翁電話: 0175-37-4879 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間平37-412
- 民宿 弁清丸電話: 0175-37-3777 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間平37-146
- 民宿 藤枝電話: 0175-37-2905 住所:青森県下北郡大間町大字大間字細間24-10
- 体験型民宿 葵電話: 0175-37-4212 住所:青森県下北郡大間町大字大間字大間平17-669
- みちのくホテル 大間亭電話: 0175-37-5599 住所:青森県下北郡大間町大字大間平38-479
大間マグロを食べられる飲食店
- 浜寿司電話: 0175-37-2739 住所:青森県下北郡大間町大字大間69-3
- 福寿司電話: 0175-37-4570 住所:青森県下北郡大間町大字大間75
- いそ舟電話: 0175-37-4502 住所:青森県下北郡大間町大字細間23
- 海楽電話: 0175-32-1616 住所:青森県下北郡大間町大字大間78
- 海遊亭電話: 0175-37-3393 住所:青森県下北郡大間町大字奥戸下道1-2
- かもめ電話: 0175-37-3772 住所:青森県下北郡大間町大字大間平17-733
- 大間んぞく電話: 0175-37-5633 住所:青森県下北郡大間町大字大間平17-377
大間町では生のマグロのほか、マグロのシチューや珍味、缶詰等、様々なマグロ加工品も生産しています。最近ではマグロバーガーも人気。
大間町および周辺の名所・旧跡・観光スポット
- 大間埼灯台 ・・・本州最北の灯台。1921年(大正10年)初点灯。白と黒のツートンカラーが目を引く。「日本の灯台50選」にも選ばれている。
- 大間温泉 ・・・本州最北端の温泉。塩化物泉。1982年開湯の比較的新しい温泉。町営の大間温泉海峡保養センターがある。
- 弁天島 ・・・大間埼灯台のある島。大間崎の沖合約600メートルにある面積 0.14平方km、周囲約2.7kmの無人島で、野鳥の宝庫として知られている。かつては鳥居島と呼ばれていた。
- 大間崎 ・・・本州最北の岬で、北緯41度33分・東経140度58分に位置する。対岸の北海道・汐首岬との距離はわずか18km。下北半島国定公園に指定されている。本州最北端の碑が存在する。
- 赤石海岸 ・・・国道338号線沿いにある海岸で、大小の奇岩が並び、独特の景観を作り出している。本州最北の海水浴場で、夏は海水浴でにぎわう。NHK連続テレビ小説私の青空のロケ地。
- 津鼻崎 ・・・海岸の砂礫地や崖などに生える多年草・スカシユリ(透百合)の群生地。岬の先端と西側は石英安山岩の柱状石で、高さ10mの切り立った荒々しい断崖が約1kmにわたって続く。
- 普賢院 ・・・本州最北の浄土宗の寺院。薬師如来、不動明王、普賢延命菩薩を安置。
- 西吹付山展望台 ・・・西吹付山の山頂に設置されている展望台から、天候が良ければ、津軽海峡、対岸の渡島半島まで大パノラマを楽しむことができる。明治の文豪・大町桂月が大間崎からの眺めを詠んだ「大間崎 空と海の間に 長き蝦夷が島 消えてかはりぬ 漁火の影」の歌碑が立つ。大間牛に関する資料等を展示した大間町畜産資料センター(月曜休・12~翌3月は土・日曜、祝日休)開館時間9:00~17:00)もある。
- シーサイド・キャトル・パーク大間 ・・・西吹付山にある町営の観光牧場。ポニーや牛がのどかに草を食んでいる。
大間へのアクセス
◇公共交通機関:
●青森空港から鉄道で:青森空港からバスに乗り約40分で青森駅。青森駅から青い森鉄道で野辺地駅へ約45分。JR大湊線に乗り換え、約60分で下北駅。むつバスターミナルで下北交通バス佐井線に乗り換え約100分で大間町。下北交通・佐井線(むつ~佐井方面行き)時刻表)。
●青森空港からバスで:青森空港からバスで約40分で青森駅へ。青森駅から下北交通バス野辺地線むつ方面行に乗り約2時間50分でむつバスターミナル。むつバスターミナルで下北交通バス佐井線に乗り換え約100分で大間町。
●鉄道とバスで:新幹線八戸駅から青い森鉄道で約45分で野辺地駅。大湊線に乗り換え約60分で下北駅へ。むつバスターミナルで下北交通のバスに乗り換え、約100分で大間町。
●函館からフェリーで:函館から津軽海峡フェリーで大間港へ約1時間30分。
◇車:
●車で訪れる場合は、青森ICから2時間40分でむつ市。むつ市から60分で大間町。または八戸ICから2時間30分でむつ市。さらに60分で大間町。
関連リンク
- 大間町観光協会(外部サイト)
- 大間町(外部サイト)
- 大間温泉海峡保養センター(外部サイト)
- 津軽海峡フェリー(外部サイト)
大間 まとめ
本州の北の果て「大間」。津軽半島の北端である「龍飛崎」が有名観光地であるのに対して、下北半島の北端でもあるこの「大間」は「マグロ」でその名を知られてはいるものの、観光地としてはまだまだそれほど知られてはいませんが、自然豊かで温泉もあり美味しい食べ物もあってとても魅力的な場所です。新幹線が通っている津軽半島と比べてしまうと交通アクセス的にもいささか不便な面は否めませんが、例えば車でそのまま北海道に渡る、なんてルートもありかもしれません。青森港からなら函館港まで3時間4~50分かかるところを、大間港からであれば函館港まで1時間30分で到着します。下北半島の温泉を楽しみ、大間に泊まって食を楽しみ、さらに函館まで足を延ばす、なんて楽しそうですね。青森、北海道方面にお出かけになる際にはぜひ、ルートの一つとして検討してみてくださいね。
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