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穴八幡宮

穴八幡宮

穴八幡宮(あなはちまんぐう)は、東京都新宿区の、早稲田通りと諏訪通りの交差する場所に鎮座する神社。地元の人には、八幡様、穴八幡、と呼ばれ親しまれている。旧称は高田八幡宮。

創建は1062年(康平5年)。源義家が氏神八幡宮を勧請したことにはじまるといわれ、1636年(寛永13年)には、江戸幕府の御持弓組頭・松平直次がこの地に的場を築き、弓射の守護神として八幡宮をお祀りした。應神天皇(おうじんてんのう)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)及び神功皇后(じんぐうこうごう)を祭神として祀っている。例大祭は毎年9月15日に執り行われる。また、毎年、体育の日に都立戸山公園を会場として流鏑馬が奉納されている。(高田馬場流鏑馬 – 新宿区指定無形民俗文化財)

蟲封じのほか、商売繁盛や金運アップ、出世、開運に利益があるとされている。

冬至の日の朝5時から、節分までの期間に頒布される「一陽来復」のお札は、「金銭融通のご利益がある」として商売繁盛や金運アップに有名。およそ230年ほど前から配られており、かつては江戸の庶民が列をなしたという。現在でも冬至の日の朝から午後にかけて、大勢の人が並び、年末の風物詩となっている。

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Memo 穴八幡宮の名前の由来

1641年(寛永18年)、宮守の庵を造る際、神社境内南側の山裾を切り拓いたところ「神穴」が出現、中から金銅の御神像が現れた。それ以来、穴八幡宮と呼ばれるようになったという。その話を伝え聞いた徳川三代将軍・家光は、穴八幡宮を幕府の祈願所・城北の総鎮護としたとされる。

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