龍泉洞

龍泉洞

神秘的なドラゴンブルーの地底湖

山口の秋芳洞、高知の龍河洞と共に、「日本三大鍾乳洞」の一つにも数えられる日本有数の鍾乳洞。ドラゴンブルーとも呼ばれる、地底湖の澄み切った美しい青色で知られる。総延長はわかっているだけでも3600メートル。未調査の部分も含めると全体で5キロメートル以上あるともいわれ、そのうち700メートルが現在公開されている。また、地底湖は見つかっている8つのうち、3つが公開されている。国の天然記念物。

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長命の淵
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龍泉洞の洞口付近では毎秒1.5トンもの水が湧き出している。龍泉洞の水は、長い時間かけて地中に浸みこんだ水が地底湖で湧出しているため、透明度が高く「龍泉洞地底湖の水」として、1985年には「名水百選」の一つに選定されている。

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深さ35メートルの第一地底湖。上から水の中を覗き込むと、吸い込まれそうなほどの透明感。夢の中のような神秘的な深い青い色をしている。

龍泉洞は、古くから大量の水が湧く長大で神秘的な洞穴として知られていたものの、その規模ゆえ中々内部調査も進まず、その全容は未知の部分が多かったという。本格的な龍泉洞の調査が始まったのは1920年代から。未だに全容は解明されていないが、数度の調査を経て総延長は3600メートル以上、地底湖は8つあることが判明している。

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龍泉洞の見学

龍泉洞の中は、足場が整備され歩きやすくなっているので、小さな子供からお年寄りまで見学可能。ただ、天井から滴る水滴で地面が濡れていて滑りやすかったり、急な階段などもあるので、歩きやすい靴と服装がおすすめ。見学所要時間は30分~40分だ。また、洞内は一年を通して平均気温が10度前後と安定しており、夏は半そでやワンピースだと肌寒いので、羽織るものがあると安心。窓口でジャンパーの貸し出しもしている。

バリアフリー

龍泉洞では車いすでの見学も可能だ。洞内には階段があり狭い箇所もあるので、階段手前で戻る、専用の車いすに乗り換える等の諸条件有。また、事務所にて杖の貸し出しも行っている。

龍泉洞へのアクセス

龍泉洞へは、盛岡市内から国道455号線経由で、車で約1時間40分。比較的走りやすい快適な道が続く。バスを利用する場合は、盛岡駅前3番バス乗り場から、JRバス岩泉・龍泉洞線に乗車、約110分、料金は2,660円(平成26年6月改正)。支払いは降車時の現金支払。

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Japan Web Magazine 編集部

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