鷲羽山から見る風景 瀬戸内海の夕暮れ
公開日: 2015年10月9日 | 最終更新日 2015年10月9日
岡山県倉敷市の児島半島最南端に位置する鷲羽山は標高133メートルの山。北東側から眺めると、鷲が翼を広げたようにも見えることからその名がつけられたというこの山は、標高はそれほど高くないながらも、瀬戸内海と瀬戸大橋を見下ろす絶好の眺望スポットとして知られ、特に展望台から眺める瀬戸内海に沈む夕日の美しさは、ここを訪れる多くの人を魅了してきた。
写真は、そんな鷲羽山から西の方角を眺めた風景。
水平線の向こうに太陽が沈んだ後、残照に輝く空と、静かにたゆたう瀬戸内海。塩飽諸島(しわくしょとう)の島々と瀬戸大橋と手前の木々がシルエットをなして、橋の上を行く車のヘッドライトの光列と、空に浮かぶ月の光を一際目立たせる。でもそれは、ほんの僅かなひと時の出来事。瞬きをしている間に、空は光を失い、あたりは闇に包まれていく。
星が一つ、そしてまた一つ光を放ち始める。
Memo
鷲羽山一帯は、下津井鷲羽山(しもついわしゅうざん)として国の名勝に指定されているほか、鷲羽山から眺める夕日は「日本の夕日百選」にも選ばれている。