食料自給率100%超え!?本当の淡路島を知っていますか? ~生産者×消費者×料理人をつなぐ「生産者トークby島みるセトレ」~
公開日: 2015年6月23日 | 最終更新日 2022年10月17日
日経プラスワンの「海辺の絶景リゾートホテルNO.1」に輝いたホテルセトレ(兵庫県神戸市)では、淡路島を真正面に臨む絶好のロケーションを活かし、昨年11月より「豊穣の島・淡路の恵み」をテーマとしたコース料理を提供、好評を博している。
現在、日本は世界最大の食糧輸入国であり、その割合は世界全体の約1割を占めるともいわれている。カロリーベースでみた日本の食料自給率は、50年前には80%近くあったものの、今や40%にも満たず、先進国の中でも最低レベルであることが問題視される中、淡路島の食料自給率は100%超えを誇っているが、その事実を知っている人は数少ないのが現状だ。
南北約53キロメートル、東西約22キロメートル、面積約600平方メートルの淡路島は全国シェア約10%に達する玉ねぎを始め、レタス、牛肉、みかん、ビワなどを産する食の宝庫であり、現代の消費者の約80%が求める「安心・安全でこだわりある新鮮な食材」が豊富であることを、ホテルセトレでは、ホテルでのイベント等を通して知って貰いたいと考えているという。
このたび、同ホテルのイタリアンレストラン「リストランテ・ミア・アルベルゴ」では、前述のとおり近年難しくなっている“作り手の顔の見える、安心・安全な食材を味わう”という潜在ニーズに着目、淡路島の生産者とセトレ料理長の食材・料理に対する想いを聞きながら、全席オーシャンビューでのランチタイムを楽しめる企画「生産者トークby島みるセトレ」を毎月第4木曜日に開催する。
「生産者トークby島みるセトレ」では、毎月異なる生産者をレストランに招き、食材を育てることへのこだわりやその背景を聞きながら、消費者の食材への関心や淡路島の資源に対する学びを発信していく。さらに、料理長はその食材をつかった当日しか食べられない奇跡の1品を用意、提供する。食後には、食材販売コーナーでお気に入りの食材を購入出来るのも魅力のひとつだ。
第1回の生産者トークでは、「北坂養鶏場」の北坂代表を招き、日本に6%しかいない純国産鶏のタマゴを提供した。販売コーナーでは、6ヶ300円のタマゴも即、完売。生産者と客のつながりも生まれ、客は「スーパーでのタマゴ選びの視点が変わりそう」と大満足。今後は、淡路島の生産者と地域の人々が一同に集う、マルシェ等も予定しているという。