漬物ステーキ
公開日: 2009年4月15日 | 最終更新日 2014年6月6日
飛騨高山地方の郷土料理
漬物ステーキは、飛騨高山地方の郷土料理。山深く、冬には雪が降りとても寒いこの地方では、凍ってしまった漬物を朴葉などに乗せて囲炉裏で炒めて食べる習慣があった。冬場の貴重な食料、野菜類として欠かせない漬物、時には発酵が進んで酸味が強くなったものでも美味しく食べるための知恵だ。炒められ、味噌や醤油で味付けされた漬物は、通常の漬物とはひと味もふた味も違うもの。香ばしさと甘みが増して、食が進む。各家庭ごとに味付けや炒め具合、最後の卵の火の入れ具合等、それぞれ色々なレシピがあるという。宿や居酒屋などで名物料理として出すところも多い。
漬物ステーキの作り方
漬物ステーキの作り方はとっても簡単。白菜の漬物を一口大に切ってさっと炒めて卵でとじるだけ。味付けは漬物の塩分のみでも、バターや醤油、胡椒をかけてもおいしい。コツは漬物の水分をよく切ること。あまり水分が多いとできあがりがべちゃっとなってしまう。お好みで最後に鰹節をふりかけてもおいしい。きのこを入れたり、卵と共にすりおろしたとろろ芋をかけるのもおすすめだ。