槍ヶ岳

槍ヶ岳
槍ヶ岳

長野県と岐阜県の県境にそびえる槍ヶ岳は、標高3180メートルの日本で五番目に高い山。富山、長野、岐阜にまたがって連なる北アルプス(飛騨山脈)を代表する山の一つだ。山にあまり登らない、興味がない、というような人でもテレビなどで一度は目にしたことがあるであろう、まさに槍を想起させる尖った山頂部を持つ山で、少しでも登山をする人なら一度はその山頂に立ってみたいと願う、憧れの山でもある。

歴史上、初めて山頂に立ったといわれるのは、江戸時代後半の浄土宗の僧・播隆上人(1786年 – 1840年)で、1828年(文政11年)7月28日に初登頂を果たし、山頂に、仏像や教典などを治める為の仏具である「厨子」を設置、「阿弥陀如来」「観世音菩薩」「文殊菩薩」の三尊像を安置した。播隆上人は登山道を整備し、苦労してお金を集め、槍の穂の難所である岩稜に綱、そして鉄の鎖をかけるなど、後に続く多くの人が登れるように力を尽くしたという。

それから約200年、山小屋や登山ルートが整備され、槍ヶ岳は一般の人でも行くことの出来る人気の山となった。とはいえ、もちろん気軽にほいほい行かれるような山ではないのも確か。一般的な登山ルートである上高地から槍沢を経由して槍ヶ岳山頂へ至るコースで所要時間約9時間30分とアクセスに時間がかかる上、山頂部にある鎖、鉄梯子など、体力は勿論、高所の恐怖に打ち勝つ気力もなければならない。山頂の広さも8畳ほどと狭く、少しでも足を滑らせようものなら、無事では済まない場所だ。そんな、気軽に行くことの出来る場所ではないからこそ、山頂部に立った時の感動もひとしおなのだ。

播隆上人が開山して以降、芥川龍之介をはじめ、様々な著名人も登った槍ヶ岳。過去も現在も、そしておそらく未来も多くの人に愛される山、槍ヶ岳。今日は、そんな槍ヶ岳山頂から眺める風景と、山頂へと至る登山途中の風景をお届けしよう。

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蝶ヶ岳山頂(標高2677メートル)から見た槍ヶ岳と穂高連峰の山々。ひときわ目立つ尖った山が槍ヶ岳。左に大喰岳、中岳、南岳、大キレットを挟んで北穂高岳、涸沢岳と、国内第10位、12位、17位、9位、8位の高峰がずらりと連なる。

関連リンク

オンライン登山届

長野県警察本部地域部山岳安全対策課
岐阜県北アルプス山岳遭難対策協議会 事務局

山岳ガイド

公益社団法人日本山岳ガイド協会

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