うつぼ揚煮

ウツボは見た目の派手さと獰猛な性質で知られる魚だが、実は味の良い魚で、和歌山県南部では昔から好んで食べられてきた。良質なタンパク質とカルシウム、鉄分、コラーゲンをたっぷりと含み、美容や滋養強壮に良く、また産前産後の養生食として重宝されてきたという。旬は11月から3月。皮が厚く小骨が多いので調理には手間がかかるが、白身で美味。たたき、湯引き、干物、蒲焼、鍋料理、天ぷら、佃煮などで食され、いいスープも取れる。写真のうつぼ揚煮は串本町やすさみ町などで作られているもので、旅の車内でも手軽に食べられるおつまみとして人気。カリッと香ばしく甘辛の味が、おやつや酒の肴にぴったりだ。

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