引田の町並み 東かがわ市引田

東かがわ市引田

江戸末期に建てられた趣のある日本家屋が点在する香川県東かがわ市引田(ひけた)で、品のある着物の女性二人とすれ違った。

やはり日本の風景には、日本の服がよく似合う。右側に立ち並ぶ家々やアスファルトの道、電柱、女性たちが持つビニール袋が「現代風」なのはさておき、綺麗に整えられた御髪や、素敵な柄の着物や帯、真っ白な足袋、そして草履の姿は、白壁や板塀に良く似合う。

醤油や和三盆の生産で栄えてきた引田の町は、引田の氏神である「誉田八幡宮」から本町通り沿いにかけて昔ながらの町並みが残り、インパクトのある真っ赤な色をした赤壁の醤油醸造所や、大庄屋であった日下家(くさかけ)や「讃州井筒屋敷」佐野家をはじめとする白壁板塀の屋敷、細い路地など、どこかほっとするような、長閑で美しい景観が続く町。何よりうれしいのは、昨今の多くの有名観光地のように、沢山の人でごった返していないことだろうか。のんびりとそぞろ歩きながら、日本家屋の点在する古い町並みの魅力を堪能できる。町で行き交う人たちの、柔和で親切な人柄がにじみ出る雰囲気もいい。高松市から40キロメートルほどとそれほど離れていないので、香川を訪れたらぜひ足を運んでみたい「香川のおすすめスポット」の一つだ。

撮影場所

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