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川越まつり

川越まつり

小江戸・川越のきらびやかな祭り

東京・池袋から電車で約40分、重厚な蔵造りの町並みで知られる小江戸・川越は、年間750万人(2019年度)を越える観光客が集まる首都圏でも人気の観光スポット。

趣ある町並みと歴史的建造物、点在する神社仏閣や名所旧跡、そして、川越太麺焼きそば、大学芋、もち焼きせんべい、いも恋、ねこまんま焼きおにぎり、芋うどん、紫芋ソフト、コエドビールなどの多彩な「川越グルメ」に惹かれて、平時でも沢山の人々が国内外から訪れるが、そんな川越が一年の内でも一際賑わいをみせるのが、10月の第三土曜日・日曜日に開催される「川越まつり」の時期だ。

国の重要無形民俗文化財にも指定されているこの由緒ある祭りは、正式名称を「川越氷川祭」という川越氷川神社の例大祭とその後に催行される神幸祭などの総称。江戸時代から360年以上も続いてきた祭りで、千葉県佐原市の「佐原の大祭」、茨城県石岡市の「常陸國總社宮大祭」と共に「関東三大祭」の一つにも数えられている豪華絢爛な祭りだ。

「天下祭り」と呼ばれる江戸の「神田祭」の影響を色濃く受けている祭りで、そのスケール、豪華さは関東でも屈指のものなのだ。

祭り期間中は、見上げるほどの高さの山車が町内を練り歩き、山車の上ではお囃子の演奏がされる。山車の曳き回しは、昼と夜行われるが、神話や民話、能などに題材を取った精巧な人形ときらびやかな飾りに彩られた山車は、夜になると提灯がともされ、一際趣を増す。

この祭りの最大の見どころは、「曳っかわせ」と呼ばれる山車と山車の競演。町内を練り歩いてきた数台の山車がすれ違う際、それぞれの山車に乗ったお囃子(笛、太鼓、鉦、踊り)の演者たちが、華麗な技と演奏で競い合い、粋な曳き方衆達は町名の書かれた提灯を高々と掲げ、声を上げる。中でも辺りが暗くなってからの「曳っかわせ」は、情緒、雰囲気、そして盛り上がり共に最高潮となる。

川越まつりの開催日

川越まつりは例年10月の第三土曜日とその前日に開催される。祭りの当日は市内に交通規制が敷かれ、周辺道路は大変混雑するので、公共交通機関で訪れるのがオススメ。

川越まつり

撮影場所

Japan Web Magazine 編集部

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