弥五郎神社

弥五郎神社

長野県木曽郡木祖村にある標高2446メートルの鉢盛山の南にその源を発し、岐阜県、愛知県、三重県を流れ、伊勢湾に注ぎ込む木曽川は、長良川、揖斐川と共に木曽の三川に数えられる長さ229キロメートルの川。「木曽川の戦い」などの歴史的事象の舞台となった川である一方、日本の都道府県の中でも高山の連なるトップクラスの「山岳県」の顔を持つ長野県、岐阜県を流れ、特に上流から中流域にかけては、とても日本的な「山と川」の風景が随所に見られる名川でもある。

そんな木曽川の中流域、恵那市武並町藤。このあたりの木曽川は、川岸まで山が迫る中、濃い緑色をした水が滔々と流れゆく雄大な様相を見せる。木曽川北岸を走る国道418号線は、水面に映える真っ赤な笠置橋で川を越え、南側へと渡る。南に渡ってすぐの、木曽川に注ぎ込む小さな川のほとりに弥五郎神社はある。

神社としては珍しい、鵜戸神宮や貫前神社のような下り宮(参拝する際に下りていく神社)で、国道418号線から階段を下りていくと小さな社がある。この弥五郎神社は、武内宿禰の末裔で、楠木正行の家臣であった堀田弥五郎を祀った神社で、この社ができたことにより、人々を苦しめていた「疫病」が消えたとされている神社。ほとりの小川の脇には歩道が整備されており、弥五郎滝へと続いている。

美しいせせらぎと、周囲を取り囲む木々、国道より2~3度は涼しいであろう心地よい空気。「癒し」という言葉が見事に当てはまるような、とても穏やかで素敵な雰囲気に満ちている。その気持ち良さ、清らかさが写真から少しでも伝わるだろうか。

カリカリ、イライラしていてもきっと穏やかな気分になってしまう。ましてや平素の状態で赴いたら、とても和やかで幸せな気分になれる、そんな場所なのだ。

撮影場所

岐阜県恵那市武並町藤 弥五郎神社

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