秋吉台 カルスト台地

秋吉台カルスト台地

手塚治虫の「火の鳥」に出てくるような、もしくは松本零士の「銀河鉄道999」に登場するどこかの星の一つのような、不思議な風景が目の前に広がる。緑が生い茂る中に、ぼこぼこと無数の岩が並び、葉をつけた木と枯れた木が数本立っている。枯れ木のほうには、遠くからはハゲワシかコンドルにも見間違えそうな大きなカラスがとまっている。目が覚めたらここに居て、「ここはどこか別の星だ」といわれたら思わず信じてしまうような、異世界に迷い込んだような独特の光景だ。

秋吉台は、山口県中部の美祢市、中~東部に広がる日本最大のカルスト台地。カルスト台地とは、比較的水に溶けやすい石灰岩などの岩石でできた台地が、雨や、地下水、地表を流れる水などにより長い年月かかって浸食され、できあがった地形のこと。秋吉台は、東西17キロメートル、南北8キロメートル(面積約130平方キロメートル)の範囲に渡って広がっており、ドリーネと呼ばれるすり鉢状の凹地やウバーレと呼ばれる盆地など、でこぼことした起伏に富んだ独特の地形が一面に広がる様は息をのむ。

秋吉台の石灰質の土壌は、約3億年前にこの地がサンゴ礁であったことを示すもので、その当時のサンゴや紡錘虫(フズリナ)、ウミユリ、コケムシ、腕足類、石灰藻、古生代型アンモナイト、三葉虫などの化石が沢山埋もれているという。

よく晴れた日の雄大な風景はもちろん、薄曇りの日の幻想的な秋吉台もおすすめだ。

撮影場所

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